リレーコラムについて

ヘンなおじさん(幼少期)

尾崎敬久

みなさん、こんにちは。
クリントの漆畑くんからバトンを引き継いだ、
電通中部支社の尾崎です。
漆畑くんのコラム、読みました?
全裸とか半裸とか、ヘンですね。
でもたぶん、僕もヘンな人間です。
いま39歳で、今年の6月には40歳。
もう立派なおじさんですが、どこかヘン。

そうです、私がヘンなおじさんです。

ヘンなおじさんは、ヘンな幼少期を送っていました。

僕は、全くオネショをしない子どもでした。
幼稚園の仲間たちがお遊戯室でお漏らしするのを見るたび、
「ああきっとアイツらは夜も漏らしているに違いない。
 情けないヤツだ。オレは違う。オレはオマエたちとは、違う」
と軽蔑の眼差しを向けていたものです。

そんな僕にある朝、異変が起きました。
目覚めると、パンツの、前方中央部がしっとり濡れているではありませんか。
「はて、なんだろう」
以下は、僕の記憶に残っている母との会話です。

僕「おはよう」
母「あ、おはよう」
僕「いやー、まいったまいった、寝てたら汗かいちゃってさ」
母「大丈夫かい?ちゃんとシャツ替えないと風邪ひくよ」
僕「いや、シャツは大丈夫なんだけど、パンツに汗かいちゃってさ」
母「パンツに、汗?」
(母、凝視)
母「アンタ、これ、オネショじゃん」
僕「いやいや、違う違う。汗だって」
母「いやいやオネショです、オネショ。アナタはオネショをしたんです!」
僕「いやいや、違う違う。いやいや・・・」

僕は母を論破できませんでした。
股間のシミは、オネショなのか汗なのか。
おそらく成分も似ているはずです。
幼稚園児の僕は、ただただ一方的な母の推理を
受け入れるしかありませんでした。

でも、いまでも僕は、アレはオネショではないと信じています。
だって考えてみてください。
オネショが、あの、その、あー面倒くさいからストレートに書きますが、
チンコの周りだけを濡らす、なんてことありますか?
オネショといったら、布団もビッショリ濡らすものじゃないですか。
じゃあ何ですか、僕はほんの10ccとか20ccだけ可愛く漏らし、
あとはチンコの栓をキュッと締めていたとでも言うのですか?
そんな器用な幼稚園児がこの世にいますかー!
・・・と、タイムマシンがあったら、大人の僕が当時の母に言ってやりたい。

僕は、オネショをしない人間です。
だから眠っているときはパンツを濡らしません。
しかし、その反動か、起きている時に濡らすようになってしまいました。
勘違いしないでください。トイレにはちゃんと行きます。
でも、ちかごろ、めっぽうキレが悪いんです。
女性の方には解りづらいかもしれませんが、
男性は用を足した後、あの、その、もういいですよね、チンコをですね、
プルプルって振るんです。最後の滴を落とすために。
なのに、僕の場合、最後の滴が最後じゃない。
パンツに収納した時に、ジュワ、と、感覚的には2〜3滴出てしまうんです。
だから僕は、必要以上に強く振ります。
プルプル、じゃダメです。ブルブルブルッです。
最後の一滴の、そのまた後ろに潜んでいる、
本当の最後の一滴を落としきるまで、ブルブルブルッ。
後ろから見たら、パンクバンドのライブ会場にいる観客みたいなはずです。
ブルブルブルッ、ブルブルブルッ、ブルブルブルッ!
よし完璧、収納。
・・・ジュワ。あちゃ。

あの、僕、ヘンですか。
そうです、私がヘンなおじさんです。

だっふんだ。

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僕は今年からCCN(コピーライターズクラブ名古屋)の
運営委員長を任されています。
漆畑くんと、戸谷くんという二人のおじさんが副運営委員長です。
オシッコはどうか知りませんが、二人ともシゴトのキレはいいです。
5月にはCCN賞の審査会、秋には授賞式を行う予定です。
最近は全国からたくさんの応募があって、
かなりメジャーな賞になりました。
ホームページもありますので、よかったら覗いてみてください。
www.ccn.gr.jp

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