三島邦彦くんからメールが届いたのは
中山佐知子はまだ会社でコピー機と格闘している。
零細な会社の機器は年代物ばかりで
パソコンは画面の左に極細の筋が何本も入っている。
色は右から青、黄色、黄色、黄色、ピンク、黄色、青緑…
意味ありげに7本揃っているくせに虹にはならない。
さて、今日は実のあることはなにもできず
雑用に追われていたのだけれど
私にとって面白いことがひとつだけあった。
Visionというラジオ番組の執筆チームに
あらたなメンバーが2名加わることになったのだが
そのひとり、三島邦彦くんはいっぺん会ったことがある。
今年の2月のTokyo Copywriters’ Street のライブのショートプログラムの
いちばん最後の演目の最中にやっと会場に来たのだ。
三島くんがまともに見たのは役者と執筆者の紹介だけだった。
*ここまでの解説
Vision:http://www.01-radio.com/vision/
Tokyo Copywriters’ Street ライブ:http://www.01-radio.com/guild/
三島くんは五島列島出身で、つまり中村直史の後輩だ。
60分のショートプログラムに58分遅刻してきたということは
五島ではそのくらいの遅れは当然ということなのか
そうではなく、たとえライブが終わって閑散とした会場でも
ともかく顔を出そうとした律儀者なのか、
そのあたりは不明だが、話してみると気のよさそうな
人に使われるのが得意そうな若者に見える。
さて、その三島くんに「ライブのチケットを買って手伝いに来て」と
私はメールを書いた。
ライブは招待ゼロ、ボランティアからもチケット代を巻き上げる。
事務局の私だってチケットを買う。
三島くんは他人の言うことを実に素直にきく若者なので
間髪を入れずに「申込みます」とメールが来た。
しばらくして、チケット申込みを受信するメールを開いてみたら
あなおそろしや、三島邦彦くんのメールのすぐ上には
佐倉康彦隊長からのチケット申込みメールが乗っかっているではないか。
佐倉隊長は躰の大きさといい、顔といい、経歴といい
私が「隊長」と呼ぶほど申し分なく大迫力の人物である。
受信ボックスで上下になっているフルネームを見較べても
画数が多い分、佐倉隊長のメールは重々しい。
その重みに耐えかねて
三島くんの申込みメールは逃げ出したりしないか。
ちょっと心配になったので、
早々にチケット代振込みの案内をだしておいたのだ。
三島邦彦くんと佐倉康彦隊長の風貌をご存じないかたは
RDOに小さな写真が載っています。
RDO:http://www.01-radio.com/
なんとか今日中に書きました。
また明日もよろしく。
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