別解さんのこと。

あー、また悪いクセが出始めた。

金曜日の夜、終電前になって、
このリレーコラムどうやって終わろうかなとか考えてたら
終電なんてとっくに過ぎてしまいました。
過ぎたら過ぎたでグズグズするのも悪いクセ。
もう、締め切りは日曜夜に、いや月曜朝でもいいんじゃないか。
ギリギリまで考えた方がいいもの出るかもしれないし。
などと、いろいろ言い訳を考えて先送りしようとしてます午前2時。

そんなのは、ぜんぶ正解さんのせいなのだ。

正解さんが欲しい。

そう願った瞬間から、正解さんは、そっぽを向く。
だって正解さんは、みんなの憧れの的。理想そのもの。
こっちからアプローチするのは絶対NG。
悟られちゃいけない、絶対に。
気があるフリもダメ。
ほんのちょっとでも気があることがバレたら、
もう手遅れ。
何がいいかなんて分からなくなる。
どんな案も、ネガティブに見えてくる。
まとまらない。

正解さんとは距離を置くのが賢明だ。

すこし休憩して、むりやりにでも休憩して、そこから離れる。
正解の野郎と言えるようになることで、一歩前進。
アイツのことは嫌った方がいい。
できるだけ。
正攻法でいっても、フラれるのがオチだから。

別解さんを探しにいきます。
学年に1人はいるじゃないですか。
隠れ美人、隠れ美男子。
言われてみると、そうかもな人。
いいところをどんどん見つける。
横顔とか、指先とか、襟足とか。
ベストアングルを探しだして、
みんなに聞いてみる。
「ほら、こっちこっち。見てみてよ」

「あんな子いたんだ」

別解は、いつかきっと正解になる。

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一週間、つたないコラムにお付き合いいただき、ありがとうございました。

来週は、博報堂クリエイティブヴォックスの先輩、神田さんです!
いま一緒に仕事をさせてもらっていて、
打ち合わせの帰りに
「ダメもとでお願いなんですけど・・・いや、ダメもとじゃ困るんですけど」
と無理矢理お願いしたところ、心よく引き受けていただきました!

来週、ご期待ください!

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供養したやつ。

・イシヤマさんのこと・・・オッサン3部作完結篇。おそれ多い恩師のためNG
・コピー球種理論・・・にわか野球知識じゃボロが出る。NG
・幸運<悪運・・・見切り発車。まとまらんぞ!　NG