リレーコラムについて

本を書いています

尾形真理子

はじめまして。

突然ですが、いま、本を書いています。

今までに、エッセイ本や女子コトバ集を出版しないか。
と、編集者から声をかけてもらうことが何度かありました。
そのたびに、うーん。なんだかなぁ。と、お断りしてきました。
わたしのエッセイって、誰が読むの? 読みたい人なんている?
コトバ集といっても、わたしのコトバじゃなんの説得力もないよ?
と、いうのが主な理由でした。

それなのに今回お話をお受けしたのは、
「内容、なんでもいい」というオーダーだったからです。
それなら! ぜひとも文芸に挑戦したい! と、えいやで決めてしまいました。
今年の春先のことでした。

どんな人間も生涯に「1冊」なら、本を書ける。
そう言ったのは、中山美穂だったかな? 違うかしら?

優秀なコピーライターは、本質的には作家に向いていない。
そう言っていたのは、谷山雅計さん。
それを聞いた斉藤賢司さんも、大きくうなずいていました。
よけいなものを削ぎ落として本質に迫っていくコピーと、
細やかな描写で風景を頭に浮かばせながら物語を展開する文章では、
たしかに対照的だと、わたしも思いました。
それと同時に、わたしの頭によぎったことがあります。

コピーが優秀じゃないコピーライターなら、小説も書けるってこと!?!?

10年目コピーライターのハシクレが、恋愛小説に挑戦する!
今週は、このテーマにお付き合いいただければ幸いです。

NO
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