年鑑の読み方
こんにちは。電通の小林です。
大広の安谷さんから、引き継ぎました。
これから1週間よろしくお願いいたします。
僕がコピーライターになって1年目の時に、
ある先輩コピーライターがこう言いました。
「小林君。これはTCC年鑑といって、
コピーライターのバイブルなんだよ。ちょっと高いけど、
必ず買いなさい。それで、何年の何番は?と
聞かれたらキャッチコピーとコピーライターの名前を
即答できるくらい読み込みなさい。それくらいでなきゃ、
この世界では成功しないよ。」
僕は暗記ものは大嫌いだったから、
そんなの覚えてたって偉くないだろー、と思いつつ、
でも、いいコピーってなんだろう?と、
お勉強の意 味で一生懸命読んだものです。
98年に、僕も新人賞もらって、会員になって、
2冊目の年鑑が最近発刊になりました。
それで、ピンクの2000年の年鑑をペラペラと
眺めていたら、気がついたんです。
昔と年鑑の読み方がぜんぜん違うなぁ・・・と。
コピーよりもコピーライターの名前の方が気になる。
まずは新人賞の同期。
安谷さんも、島田さんも、荻さんも、麻生さんも・・・・
みんながんばってるなぁー。
過去の年鑑もそう。あっ!あの人って僕と同じ歳の時に
こんなにいい仕事してたんだー!って感じで。
俗っぽいかもしれないけど、あさましいかもしれないけど、
でも、それが僕の仕事のバイタリティを支える糧になってる
気がしました。
今年から、「TCC年鑑」も「TCCコピー年鑑」に名称が変わって、
僕もTCCという組織にはいろいろ思うところもあって、
WOWOWで部門賞とった泉尾さんのコメントにも
共感するものがある。
だけど、人の活躍が見れる、ただそれだけの理由で、
僕にとって「年鑑」は価値があります。
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