クラインガルテンにいこう。
最近ハマッていることがある。
クラインガルテン。ドイツ語で、KLEINGARTEN。
小さな菜園という意味です。
第二次大戦中、東ドイツで、自給のためにつくられた菜園。
日本の市民菜園は、このクラインガルテンをまねてできたものだ、
という話を聞いたこともある。
ま、歴史や意味はおいといて、要するに、小さな野菜畑ですね。
そのクラインガルテンを、いま、3つ借りています。
だいたい、広さは3×5M。
そこに、休日のたびに、長靴をもって出かけるわけです。
到着したら、まわりの畑がどんなものをつくっているのかジロジロしながら、
自分のガルテンまで歩く。
そして、畑についたら、やおら鍬をふりあげ、耕す。耕す。耕す。
耕しているうち汗がふきだしてきて、シャツが濡れ、
額からポタポタ落ちるまでになる。
そうなっても、耕す。耕す。耕す。
3×5Mのクラインガルテンが掘りかえされていい感じにフカフカになり、
全身が汗だらけになった頃。
ふっと空を見上げる。
青空にひょうたんの形をした雲が浮かんでいる。
小鳥がさえずっている。
土のにおいがする。
なんだか、おなかの中からうれしくなってくる。
恥ずかしいが、その感情は感動という言葉に近いものだ。
オレ、いつから、こういうことに感動する人間になったんだろう?
あんなに、酒とバラの日々だったのに。
あんなに、自堕落な生活をおくっていたのに。
いまは、
晴れた日は、クラインガルテンにいこう。
そう、思っている。
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