リレーコラムについて

師走

本多集

今年も残すところあと30日とちょっと。
1年というものはあっという間に過ぎ去っていくもので、
今年は長い1年だったなぁ〜なんて話しは、
そうそう聞かないよう気がする。

そして本日12月1日は、藤子・F・不二雄、ウッディ・アレン、根津甚八、
そして父・本多数義の77度目の誕生日。
どうやら喜寿祝いというらしい。
「喜」の字が草書で書くと七十七と読めるところから来たものらしいが
77という数字の並びだけで、それはそれはお目出たい感じもする。

いまだに水泳やゴルフをたしなみ、いたって元気な父親に
久しぶりに会って話しをしたところ、
ずいぶんと耳が遠くなっているように感じた。
この歳になると、当然のことのように老い抗えるはずもない。

そういう自分も、今ではすっかり老眼鏡のお世話になっている。
もともと視力のいい方だったが、
40代になってから、急に近くの文字や小さい文字が見えにくくなってきた。
正直、老眼というネーミングは好きではないが
「シニア・アイ」「エイジング・アイ」「近用遠視」という呼び名も
どうかと思う。

もしかしたら、TCC新人賞の最高齢受賞かもしれないと思いきや
どうやら49歳で受賞という方がいらっしゃいました。(※TCC調べ)

大器晩成バンザイです。

TCC年鑑の受賞コメントにも書かせて頂きましたが、
自分はデザインの専門知識を得るための学校(大学や専門学校)は
卒業しておらず、フツーの学校でフツーに過ごし、フツーに卒業しただけの
へんてこりんなアートディレクターです。

それは高校時代にさかのぼり、少しだけ絵が得意だった青年は
「美大に行って絵描きにでもなるつもりか?」と父親に言われ、
あ、オレは絵描きにはならない。って、、、単純でした。
広告屋の仕事なんてイメージすらついていなかったし、、、
美大進学を諦めた青年は、それでもクリエイティブな仕事をやりたかったんです。
そんなことに気がつくまで4年の歳月が必要でした。

もちろん、そんなヤツをADとして採用なんてしてくれる企業があるはずもなく、
途方に暮れていたところ、拾ってくれたのが約11年前まで勤めていた
日本交通事業社(現JTBコミュニケーションズ)という広告会社でした。
そこでの話しはまた明日。

しかし時間が過ぎるのは、ホント早いもんです。
そんなことを思う師走です。

本多集の過去のコラム一覧

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3700 2014.08.20 「5、6、12」
3698 2014.08.18 締め切りマジック
3101 2011.12.03 点と点と
3100 2011.12.01 師走
NO
年月日
名前
5805 2024.11.22 中川英明 エキセントリック師匠
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