リレーコラムについて

ボラ話⑤ また行くの?ボランティア

村田圭誉

「また行くの?」「また行ったの?」と、よく言われる。
宮城に10回行って、25日活動。この数字が少ないとは思わない。
でも、多いとも思わない。もっと多く行っている人はザラにいる。
ほぼ毎週末、東京や埼玉から駆けつけるツワモノもいる。
そんな人たちに比べたら……。まあ、比べなくていいんだけどね。
ボランティアは競うものじゃない。自分のペースで行ける時に行けばいい。

行くと、たくさんの人との出会いがある。被災された方の話を聞くことも、
全国各地のボランティアと仲良くなることもできる。
それに、いろいろな体験ができる。力もいらないし、そんなに汚れない活動も。
山元町の場合は、イチゴが復興のシンボル。そのイチゴ畑でのお手伝い。
夏、雑草と泥だらけだった畑に、秋、ビニールハウスを建てることが
できた時は、感動的。「クリスマスケーキを飾るイチゴの苗を、
これから植える」と言っていた、農家の方の笑顔は忘れられない。

1月の朝日新聞に「ボランティア ピーク時の10分の1に激減」という記事が
載っていた。実際、ボランティアは少ない。いまだにガレキを片づけ、
床下の泥を出している。10カ月も前の、ガレキや泥をだ。

では、本日、また行ってきます。
冗談? いえいえ、ホント。
行ける時は行かなきゃ。

来週のコラムは、同期の後藤エミさんです。
猫のこと? お酒のこと? それとも被災地へ行った時のこと?
後藤さん、何を書くのか楽しみです。

NO
年月日
名前
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