教養番組の録画者
昨日のコラムで「柴田連三郎」と書き、妙なカンジがしていたら
「柴田練三郎」でしたね。お詫びして訂正しておきます。
さてボクのリレーコラムも今日でおしまいです。
妻はよくボクのことを「夫の趣味は教養番組の録画です」
といってバカにします。ちゃうって!ちゃうって!、、、
しかし、、、。
たしかにウチにはいわゆる「教養番組」をエアチェックした
ビデオテープが押入をあけると雪崩打って落ちてくるほど
あります。歴史物、ネイチャー物、ドキュメンタリー物、
スポーツドキュメンタリー物、音楽物、アート物、、etc。
しかもその大半を録画したまま見て居らず、それが日常化
しているとしたら「趣味は教養番組の録画」といわれて否定
できる要素がどこにありましょう!
でもこの歳で「長唄」と「常磐津」と「清元」のチガイを
知ることができたのも、「ルリオーストラリアムシクイ」の
オスとメスの生態を知ることができたのも、ジョセフィン・
ベーカーと船の上で出会ってからル・コルビジェのデザイン
に曲線がふえてきたことを知ったのも、「教養番組」のお陰
なのです。「お陰なのです」といったところでそれらの知識
はもちろんなんの役にも立ちません。「教養番組の録画者」
としてボクはここで胸をはってこう言いましょう。
「役に立つようじゃ、教養とはいえない!」
でもやはり妻の「返し」が聞こえて来そうです。
「それで?」
嗚呼、、、。
ということで来週からはフリーで活躍しているボクのTCC同期,
吉永淳氏にバトンタッチしたいと思います。
じゃ、吉永、よろしく。