嗅覚
席がありました。セーフです。
というわけで、もうしばしお付き合いください。
昼メシを食いにいくたび、写真を撮る同僚がいます。
特に珍しいものでもないのに、です。
そば、うどん、パスタ、カレー、はたはた定食。
いや、はたはた定食は珍しいかもしれません。
とにかく、昼メシに行くたび、運ばれてくるやいなや、携帯を起動して写真を撮る。
で、やれツイッターだ、Facebookだ、とアップするわけです。
どちらも僕はやっていないのですが(正確に言うとアカウントもパスワードも忘れた)
ツイッターはアカウントを持っていなくても閲覧できるので覗いてみると…
「朝飯なう」「ランチなう」「晩飯なう」。
で、リンク先を押して見ると、食いもんの写真ばっかです。
「これのどこが面白いんだ!?」と思っていた矢先に、さらなる衝撃が。
「おいしそ~」「どこの店?」「私も食べたい!」。
たくさんの返信コメントがついていたのです。
自分がやってもいないことに関して、批評するのはナンセンスであり、
ズルい、大きなお世話ということは分かってます。
が、皆目、面白さがわかりません。
うがった見方かもしれませんが、返信コメントも本心とは思えません。
(本心だったらゴメンなさい)
で、次の日のお昼時。
「今日もバシャバシャ、メシの写真撮って、で、“ハンバーグなう”とか書くわけ?」
と、その同僚に聞いてみたところ、
「オマエ、匂いに鈍感じゃん。こういう食べ物の話題にこそ鼻が効く奴らは興味あるのさ」
と、鼻で笑われました。
なるほど。僕は蓄膿症。
二六時中、四六時中、年がら年中、鼻がつまってます。
匂いにかなり鈍感です。
ならば、「ツイッターでメシの話をする」というのはメインストリーム、
メジャー感ある行為と仮定した上で、
いま僕が食べているものをこの場でツイートしてみます。
イカなう。
「いいね!」「私も食べなきゃ!」
そう思ってくれた方がいたら、嬉しいです。