リレーコラムについて

葛西くん

野澤幸司

葛西くんとはじめて会ったのは、
今からおよそ10年前、
宣伝会議の梅本洋一先生のクラスでした。

葛西くんはとても才能豊かで
クラスでもひときわ
目立っていたように記憶しています。

最初の授業でキッチンシンクの
キャッチコピーを書く課題があって、
「ワークシェアリングも光ってる」なんていう、
いいかどうかは別にしても
おしゃれ風なコピーを書かれたその日から、
僕は葛西くんに羨望のまなざしを送っていました。

半年間の講座が終了した後もよく飲みに行きました。
いつも二人でぐでんぐでんになるまで飲んでました。
まだ二人とも実務でコピーが書けない頃だったので、
広尾の図書館で待ち合わせして、
広告賞に出すコピーを書いて見せ合うという
目も当てられないような休日を過ごしたこともあります。

足立遊くんというおもしろくてオシャレで人間くさい
コピーライターも紹介してくれました。
(あだちくん勝手にごめんね。飲み行こうね)

今でもよくしていただいている広告業界の兄、
赤城廣告の赤城さんも、葛西くんに紹介して
もらって知り合うことができました。
(赤城さん勝手にすみません。飲みいきましょうね)

そんな葛西くんが、講座が終わるころ、
いっしょにパラドックス・クリエイティブを
受けないか、と誘ってくれました。

パラドックスの人を見る目がなかったのかもしれません。
いや、なかったのです。(パラドックスのみなさんすみません)
葛西くんが落ちてしまい、なぜか僕が受かってしまいました。

その後お互いに忙しくなかなか会えなかったりしましたが、
葛西くんが新人賞をとったのをきっかけに、
また飲みに行く機会が増えました。

新人賞のお祝いの席を設けたとき、
そこにTCC事務局の佐藤さんがいました。
二人は顔が似ているねーなんて話してたら、
その後僕の知らない間に逢瀬を重ね
なんと結婚することになったというのです。

その行動力たるや、
またまた羨望のまなざしを送ってしまいます。

けっきょく何が言いたいかというと、
葛西くんがいなければ
僕はたぶんコピーライターに
なっていなかったということです。

あらためて結婚おめでとう。
ワークシェアリング、ちゃんと光ってる?

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葛西くんからバトンを受け取った
コピーライターの野澤幸司です。
今週いっぱい、
身近な人のネタを書いていこうと思います。
よろしくお願いします。

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NO
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