リレーコラムについて

女子高生から学ぶ企画術

半谷彰浩

どうも。
自分の寝言で飛び起きます、
でお馴染み大広の半谷です。
本日もしょーもないお話を少しだけします。

あれはTCC新人賞を受賞して1年ほど経った頃でした。
行きつけのマクドナルドに籠ってコピーの企画をしていたら、
すぐそばの女子高生が千円札を見ながら、とある異変に気付いて
こんな凄まじい会話をしていました。

ギャルA「あれ~?なんか千円札の人、髪型変わってな~い?」

ギャルB「ホントだ~?漱石なんかアカヌケてんじゃ~ん?」

ギャルA「こんなことするんだ~!」

ギャルB「スゴくな~い?!これスゴい発見だよねー?!」

ギャルA「こっちのがいいじゃ~ん♪」

ギャルB「漱石イケてんじゃん♪」

…どうやらこの女子高生らは
千円札の肖像画が夏目漱石から野口英世に変わったことを知らず
『漱石の髪型がリニューアルした』と思ったらしいのです。

あははははは!!!!

コ、コ、コイツらぁ~、

僕はとても悔しい思いをしました。
僕はとても嫉妬しました。
いつも何気なく使っている千円札を、
「そういう角度で捉えられる」ということに。

コピーライターになって十数年。
今まで数々の偉大なる先輩コピーライターの方々から
コピーのイロハ、企画のイロハを教えて頂きましたが、
ここへきて普通の女子高生からも教えて頂いてしまいました。

「常識を、非常識な目で見る」ということを。

以上、本日のしょーもないお話でした。

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