朋友づくり
「朋友」
中国語では「ポンヨウ」と発音します。
この言葉を中華圏の人は大好きです。
いえ、言葉だけでなく
そういった関係づくりがとても巧みです。
仕事関係だけでなく
知り合いの知り合いだから、
飲み屋で隣にいたから、
というだけで速攻で朋友になったりします。
でも、気と気が合えば
同性であろうが異性であろうが、
年齢差、国籍の違い、上下関係があったとしても
普通にSNS仲間になったり、遊んだり、食事をしたり。
この朋友仲間というのが
親密になればなるほど絆が固くなっていきます。
よく中華圏の人は転職します。
会社に属する意識が低いというか、
キャリア・アップに長けているというか。
3年もいれば、いわゆる古参です。
その転職の際にも、この朋友の質と量がモノを言う。らしいです。
朋友が困っているなら、一肌でも二肌でも脱ぐ。
ということが多いとか。
中国語と英語は似てるという方がいます。
一応、年長者とか、上の人に対する言いようはあるようですが
基本的に「YOU」は「你(ニー)」、「I」は「我(ウォ)」。
日本語のように多種多様に呼び方があるわけではなく
言語感覚がとてもフランクな感じです。
そのフランクさが、いろんな人とのコミュニケーションを
とりやすくしているのかもしれません。
「朋友」
私もこの言葉が、いいえ関係づくりが
中国や台湾に来てとても好きになりました。
今は、どこかぎくしゃくしている日中関係。
でも、この現状を嘆いている中国の朋友。
先のWBCでも見られた、とても友好的な日台関係。
決勝ラウンド行きを、我が事のように喜んでくれた台湾の朋友。
デジタル時代になって
「朋友」というアナログ関係が
より強固になっていくことに
時間も距離も心も解放される期待に、胸が膨らみます。
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