遠山の金○さんプレゼン(後篇)
遠山の金○さんについて説明します。
その昔、江戸の裏町奉行所に、
遠山の金さんより数倍スケールの大きな
『遠山の金○さん』と呼ばれる男がおりました。
普段は博打に興じたり、酒や色事に溺れたりの遊び人ですが、
直径20センチの金○を持っています。
【ケース1】
土蔵の屋根から下りてきた金○さん。
手に大きな丸いものを抱えている。
「あぶねえ、あぶねえ、スズメバチが巣を
つくっていやがった」と言い、
通りがかった悪人に見せる。
巣とは少し違うので、悪人が不思議そうな顔をしていると
「だまされた~?俺の金○だよ~ん」とおどけてみせる。
そのあまりに大きな玉は、
悪人の記憶にしっかり刻み込まれる。
【ケース2】
易者に化けた金○さん。台の上に巨大な玉を置いている。
「ちょっとそこのにいさん、
ボロい儲け話が水晶に出ているよ」と呼び止め、
悪人が近づくと
「おっと間違えた。これは水晶じゃなくて、
俺の金○だぜ」と言う。
そのあまりに大きな玉は、
悪人の記憶にしっかり刻み込まれる。
数日後、悪人が引っ立てられ、お裁きが始まった。
知らぬ存ぜぬで通そうとするが、そうは問屋が卸さない。
金○さんの怒りが爆発。
「おうおうおう、しらばっくれるのもいいかげんにしやがれ。
並の金○はごまかせても、
俺の金○までごまかせると思うなよ」とのたまい、
袴とふんどしを空に放り投げ
「この金○を忘れたとはいわせねえぜ!」
悪人はひれふし、地面に額をこすりつけるといった内容です。
企画がもうクライアントの手に渡ってるし、
その状況で真っ先にやらねばならないのは、
自分の太ももをつねって真剣な顔をつくり、
絶対に笑わないようにすることでした。
気合いを入れて
「次は、日本人が愛してやまない遠山の金さんをモチーフに、
さらに愉快な笑いにあふれた案をご用意いたしました。
江戸の町に遠山の金さんを凌駕する実力者がおりました。
その名も遠山の金○さん~~~」。
結果は笑い声も聞かれ、
僕がお白州でのお裁きとならずにすみました。
注 ○=玉です。
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