にゃんにゃんにゃんにゃん。
『私は弱い人間です。
中学受験に失敗したという現実を受け入れられず、不登校になりました。』
一度サークルの友人に自分の過去を打ち明けると、
就活でも、自分の過去を正直に話すことができるようになった。
『不登校になった私は、今度はその事実が受け入れられず、
さらに現実逃避を繰り返すようになりました。』
人によっては、怪訝な顔をされることもあった。
でも、僕は絶対に、この話をブレさせなかった。
自分の本当の人間性や価値観を知ってもらうことが、
面接では一番大事なんじゃないかと思ったから。
それが御社にどう役に立つかなんて、
そちらで判断してくださいという覚悟だった。
『誇れる自分も、情けない自分も、
全部ひっくるめて、私という一人の人間だと、
今では考えています。』
ゴールデンウィーク明け、
僕のところに初めて内定の連絡がやってきた。
電通という広告会社だった。
白状しますが、広告に対する当時のモチベーションは、とても低かったんです。
新聞記者だった親を見ながら育った僕は、
小さいころから「伝える仕事がやりたい!」と思っていたものの、
「伝える」=誰も知らないことを取材して、社会の闇を暴く!(ジャキーン!)
みたいに思ってました。
だから広告は、何かを伝えることはできるけど、
なんか自分がやりたかったこととはちょっと違うよなぁ、
とか思ってました。
会社に入ると、希望していたクリエーティブに運良く配属。
勉強がてら、昔のTCC年鑑をパラパラとめくっていると、
セコムのポスターが目に飛び込んできた。
ショックなのは、
盗まれたことより、
入られたこと。
会社の大先輩でもあった、玉山さんのコピー。
人の心の強さと、弱さが、書いてありました。僕には、そう見えました。
入られたことが悲しいという、その弱さに、ガーンと来ました。
この弱さ、知っていたはずなのに、
なんで言われるまで気付かなかったんだろう。
答えは、たぶん、僕が身をもって学んだこと。
弱さから、無意識に目を背けてしまっていたから。
僕が伝えようと夢見ていた、誰も知らない社会の闇は、
実は気付いていないだけで、身近にあふれているのかもしれない。
『コピーライターは、コトバのプロフェッショナルではなく、ココロのプロフェッショナルです。』
会社に入って、玉山さんから真っ先に教えてもらった、
仲畑さんの言葉を思い出す。
僕たちがまだ認めていない、僕たちの弱さ。
この社会の弱さ。
そんなことを一つずつ、世の中に問題提起していくには、
むしろ広告って、うってつけなんじゃないか。
映像、音声、写真、文字。伝える手段は選ばないし。
だから僕は、広告の力で、世の中をもっとよくできると思ってます。
誇れる部分も、情けない部分も、
全部ひっくるめて、
今という、たった一つの世界なんだから。
初代ビジュアル系コピーライター にゃんぷー
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のんびりマイペースにアップしててすみませんwww
おかげで次の人にバトンを渡すのが月曜の朝6時とかになっちゃったっ!
次の方は、とっても優しい会社の先輩でもある中川英明さんです。
川田の周りの友人が、(主に川田を中心として)聞くたびにキャッキャキャッキャ大喜びしているという
あの「ふたつのふくらみ」で新人賞を受賞されました。
これは期待もふくらみますね!プークスクスwww
すいません中川さん。あとよろしくお願いします。
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