もらったバトンが熱すぎて・・・〜TCCの真ん中ではOCCを叫ばない①〜

中尾さんからのバトンが熱すぎて持てず、
電通関西の廣瀬☆タイゾーくんに投げつけようと電話をしたものの
「あ、これリレーコラムの件や・・・。誰が出るかボケ！電通の尻拭いは博報堂がせんかい！」という理由で出てもらえず、
やむなく年末進行の忙しさの中で２度目のリレーコラムを書いてます。
博報堂関西の河西です。

中尾さんの放射熱がまだバトンに残っているので（たぶん2１1３年あたりまで残ると思います）、僕も今日だけOCCをテーマに書いてみます。

僕は今年からOCCの幹事長をしています。
が、自分の役職が幹事長と知ったのは先月のこと。
さかぐちさんが、会長だか何だかのいちばん偉い人。
中尾さんと僕が副なんとか、だと思っていたのです。
幹事長の自覚は０でした。

このように、僕はみんなが持っている基本ソフトのいくつかを
インストールせずにこの世に
爆誕しました。

ここでは言えないような欠落ソフトもあるのですが、
いちばん悩んでいる欠落ソフトは責任感os10です。

もちろん仕事の責任感はあります。元営業なので。
でも、それ以外の場面で急に責任感が欠落するのです。

OCCの幹事会で偉い役（幹事長）をしてくれと頼まれたとき、
僕は本気で断りました。
OCCの人々は「そういう東京者のつまらん謙虚さはいらんねん！」と思ったと思いますが、あの日、僕は本気で断っていたのですよ。

いまはマシになってきましたが、
僕の１０年ほど前の
責任感欠落エピソードをこの場で書かせていただきます。

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僕は東京でずっと博報堂のサッカー部でした。
（先輩にはタンバリンの横澤さんもいました）

博報堂サッカー部はまぁまぁ強く、都リーグの２部にいたこともあるくらいで。
ただその都リーグは運営が非常に厳格で、
試合のときの書類不備があるだけで失格＋１年間の出場停止など
厳しい処分を受けるのです。

そんな中、年功序列でまわしていた“主務”が僕に回ってきてしまいました。
主務とはいわゆる部長。役割は都リーグの様々な書類の記入管理、部員の
とりまとめ、などでした。けっこう（僕には）大変な仕事です。

そんなある日、事件は起きました。というか起こしました。

その日はリーグ戦の最終戦かその前の試合かで。
本当に幸運なことに、その試合が行われるのが
当時僕の住んでいた実家から
歩いて２０秒ぐらいのグラウンドだったのです。

これはさすがに大丈夫だ！と僕は小躍りしました。
というのも主務になってからも僕は練習に毎回遅れ、
都リーグの試合ではチェック時間ギリギリに書類を持って現れ
寸でのところで失格を免れる、ということを繰り返していたのです。

ただ、さすがに次の試合グラウンドは家から２０秒。
朝９時に都リーグ担当者のチェックだから
最悪８時５８分に起きれば間に合います。

ということでテンションがあがった僕。
珍しく前日に試合書類をそろえて玄関に置き、
たまには体調を整えてサッカーをしようと２２時すぎにベッドに入りました。

・・・が、そこへ１本の電話が。

親友たちが「渋谷で飲んでいるからお前もこいよ」と。
いやいやいや、俺明日試合だから。

と思ったのはコンマ２秒ぐらい。
９時チェックだから・・・朝５時にタクシーで家に帰って３時間半寝れる。
と思い、渋谷に出かけていき飲みました（電車で２０分ぐらい）。

そして目を覚ましました。

１０時に。

泥酔状態で。

渋谷で。

あの日の僕は、奇跡！アンビリーバブルの登場人物でした。
家から歩いて２０秒のグラウンドでの試合なのに、
家から電車で２０分の渋谷で寝坊したのです。

都リーグ失格。

・・・にはなりませんでした。
家から２０秒のグラウンド、ということをテンション高く部員に
吹聴していたため、
①チェック時間になっても河西が来ないので
②部員総出で僕の実家の番号を調べ（タウンページも引いたらしい）
③家に電話をかけて指示をし、
④還暦を過ぎた僕の母親が、加害者の親のような顔で試合書類を届けにきた
そうです。

もちろん僕は遅れてグラウンドにいきました（だって実家と近いから）。
そして誰も口をきいてくれませんでした。

家の近くということで、
両親は息子の出場する試合を隠れて見に来ていました。

老いた両親が目にしたのは、
試合終了30分後に酒臭い姿で現れ、
誰とも口をきいてもらえずに罰として線審をやらされる息子の姿でした。

・・・OCC幹事のみなさん。
がんばります。がんばりますが、会社のサッカー部をつぶしかけた僕を、
どうか長い目と温かい目で見守ってください。

ちなみに、両親は部員みんなに飲み物の差し入れを持ってきていました。
少しは償いになる、と思って両親から受け取りましたが
中はすべてサッカー後に絶対飲めないキツめの炭酸飲料でした。
息子に続いて両親の差し入れも部員に無視されました。

僕のダメ能力のルーツを両親の中に見て、孝行息子としてはうれしかったです。

※そうそう、新生OCCにご期待くださいね。