だってカニが。パート2
はいっっ、しめて 20まんえん!! で、どーだ!
で、どーだ。ってあんた。
あの、そんなお金ないです。
私は試食していたたらばの足を返しました。
しょうがねえ、じゃあ、15まんえんだい!
ちぇっ、さっすがだなあ。よしきた!
おじさんの目をみて!嘘言ってないだろ。
じゅうまんえん。どーだ、じゅうまんえんだよ?
・・・・契約は成立です。現金で、じゅうまんえん。
さて、うちに帰ってからの
家族の反応は、さんざんでした。
「市場で売れなかったものを、押しつけられたに違いない」
というアホ扱いにさすがの私も耐えきれず、
”ばかにしたら食べさせないぞ作戦”を強行。
かつてない笑顔が原田家に訪れました。
友人を含め計10人で食べようとしたその時、
冷凍庫が故障、さらに仙台の親戚から石油缶いっぱいの生カキが到着。
今日中に食べきらなくちゃ・・・
その瞬間、胸焼けとともに、
殺伐とした空気がたちこめました。
ごほおっ、ごほおっ
カニを食べ慣れない貧食のM本が食い過ぎでむせています。
あわてて食べるからよ!
初対面なのに、母が一喝。
おいしいのもつかの間、
最後には10人が、10人、
カニを憎んでいました。
さて、これだけ食べて10万円。
安いでしょうか、高いでしょうか。
2日後のニュースで、
築地荒らしが話題に。
そういえば、トラックに乗せて行商なんて怪しいです。
売りいそいでいたところも、まさか、です。
でも、もう遅い。
だって、
たーべちゃったーんだもーーん
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