リレーコラムについて

雨天曇天、時々晴天

山本高史

「雨天曇天、時々晴天」
今日の気分まかせで書きます。書くこと書いたら急に終わります。しかもそんなに面白くないですよ。

さえねーさえねーさえねー。ほんとさえねーな、オレもう人生の鉱脈を掘り尽くしたんじゃなかろか?
基本的に競馬の予想は外れることになっている。3連単だよ、当たる方がおかしい。それでも買い続けるのは、たまーに当ててくれるのと、買わなくてそれが当たってたらヤだからだ。ここまで冷静に馬券行動を認識しているのに、なぜ先週当たったの?なぜ買わなかったの?日曜の朝起きたら少し熱があった。今期の風邪は治らんね。まあ今週はケンしときますかと、パジャマ代わりのスウェットの上にフリース着てダウン着てスーパーに行ったり、宣伝会議の原稿書いたり、ラーメンブログ読んだりして、夕方になって、やめときゃあいいのにJRAのホームページで買わなかったレースの録画を見たら、ありゃまの的中大万馬券。同一馬主の2頭に好きな牝馬1頭。この3頭で決まりかな、と思っていたそのまんま。百歩譲って5万10万なら忘れもするが、残念ながら桁が違う。別に出すものもないくせによたよたとトイレに行き、壁の鏡で顔を見たら、そこに映っていたのはまるで昼間の公園のベンチの老人。視線が定まらないのは、熱のせいでも酒のせいでもない。
よしゃあいいのに思い出すことが、さらに我が心に辛く当たる。そう言えばマスダが明日のプレゼンのことで相談がしたいって言ってたな→そんな大した相談でもなさそうだからうっちゃってたんだな、熱もあったし→ところがだ、マスダはPATで馬券が買える→もし電話してたらマスダは「タカシさん、今日はいいんですか?」って聞いてくれたはず→買っていたはず→当たっていた!ぼくがマスダに誠実ではなかったことから、馬券を当て損ねたことまで、舌切り雀のババアの如くつながりました、因果応報。なるほどね、そうあるべきだ、むしろ世の中は捨てたもんじゃない。
さえねーさえねーと騒いではみたけど、もともとさえていたのかも怪しいもんだ。オレはもともと強運ってわけじゃない。まあ並だ。その並の運をやりくりしながら生きている。おまけに気が弱い。度胸もないので、勝負にも出ない。だから並がなんかの経緯や戦果で、松や特上に化けることも滅多にない。さらにおまけに、どこでどうしてこうなったのかは知らぬが、自分だけ突出してツイていたり、トクしていたりすることに非常なためらいを感じる性格なのだ。実に残念な箇所であると思う。トクするのはいつも他の人なのだ。そうか、もともとさえてない。イヤー、スッキリした。考えれば大抵のことはわかる。素晴らしい。

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