元気は出せ。
「元気を貰った。」という表現をよく耳にする。
いつの頃からだろう?
このような言い回しは昔からあったのだろうか?
少なくとも僕の子供の頃には無かったと記憶する。
僕はこの表現があまり好きではない。
そもそも元気は自ら出すものであって、貰うものではない。
「よう、元気?」
「いや、最近あんまり貰ってないので元気ないっす。」
じゃあ、元気な奴は貰い物が多いってことか?
んなワケない。自分で頑張って出してるんだよ。
本来能動的な表現であるはずのものが、どんどん受動化していく。
たかが言い回しではあるが、ひいてはこの国の元気に関わってくるのでは?
と、やや話が飛躍していることは重々承知の上だが、危惧も拭えない。
(この文章は以前Facebook にアップしたもの。友人たちからも賛同のコメン
ト等々頂きました。今回、ここが『言葉』を生業とする人、または、それを
目指す人たちが多く集まるサイト故、こちらにも投稿させていただきました。)
※ 画像は、焼酎のお湯割りに元気を貰っているのではなく、焼酎呑んで元気を
出しているの図。
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