リレーコラムについて

ユジネタ その1

湯治健富

「湯治(ユジ)」って、よくまちがえられます。

いちいち( )をつけないと読みにくいですし、
はじめてお会いした方でも、たいていが「トウジ」って呼びます。
“湯治場”って言葉があるくらいですからね。

電話をかけても、一度もまともに通ったことがありません。
(お前の滑舌が悪い!というツッコミは置いといて)

湯治「お世話になります。電通の湯治です」

先方「え、うじ?」

湯治「え、えーっと、湯治です」

先方「あー、石井さま」

湯治「い、いや、ゆ・・・じ・・・です」

先方「百合・・・さまでしょうか?」

湯治「えーっと・・・はい。○○さんはいらっしゃいますか?」

だれが、「百合」やねん。

30過ぎた男をつかまえて、
レズビアンってなんですの?(ラッスンゴレライみたいに)
でも、これがよくある話なんです。
たいてい途中であきらめますけどね。
上に書いたみたいに。

もっとすごかったのが、
ある協力会社さんに電話した時のこと。

湯治「お世話になります。電通の湯治です」

先方「あ、えーっと、すみません、もう一度お名前を」

湯治「湯治です」

先方「う・・・じさ・・・」

湯治「湯治です」

先方「・・・お、お世話になっております」

 この人、きっとわかってない。しかも、ちょっとパニクってる!
 ぼくは長年の“湯治歴”から、そう確信していました。
 でも、あえて続けました。

湯治「〇〇さんはいらっしゃいますか?」

先方「は、はい、〇〇ですね。」

 ここで受話器を保留にすれば、問題なかったのです。
 よほどパニクってたんでしょうか。
 なぜかこの人は保留せずに、
 電話の向こう側で〇〇さんを呼んでいました。

先方「〇〇さん、“博報堂の宇治さん”って人から電話です!」

 別人です。

いつのまにか、完全に会社もかわってます。
そもそも、実在している人かどうかもわかりません。
というか、保留にしなさい(苦笑)
〇〇さんは「???」という感じで電話に出てきたので、
もう一度名乗ったら、ものすごく焦ってました。
そりゃそうでしょうね。

別に怒りはしませんが、ときどきは、初対面の人にも、
一発で呼ばれてみたいですね。

そういえば、今週末11日(土)の、「TCC広告賞展2015・行動展示」があります。

http://www.admt.jp/exhibition/program/2015_tcc2015.html

13:00~14:30にぼくが展示されていますので、
どなたか、「湯治(ユジ)」って呼びに来ませんか?
もしまちがえたら、小一時間ほど問い詰めますけど・・・。

湯治 健富(ユジ ケントミ)

NO
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