リレーコラムについて

Showaness

村田俊平

昭和が好きです。
冒頭のはその昭和魂みたいなものを
表すことばで「ショーワネス」と読みます。
僕が考えました。
というか、今考えました。

最近、自分で仕事を見返してみると、
ひっくり返って「ズコー」と言わせてみたり、
「ナイスですねぇ」とか言わせてみたり、
他にも、「ヤング」やら、「バッチグー」やらの言葉、
ハンカチを噛ませて
「キーッツ!くやぃ~っ!」とやらせてみたり、
いや、ほんとに心底昭和が好きなのだなぁ、と
自分でも思います。

それは、今週このコラムで書いた、
テレビバラエティの影響が強くあるのですが、
このShowanessが企画を結構助けてくれます。

CMの企画だけでなく、演出をやる自分にとって、
何となく「昭和演出最強論」というのがありまして、
要は、昭和のテイストを入れると、
急にCMが懐かしく、かつ、
あたらしく見えるんですよね。

「昭和を経験した古い人には懐かしく感じ」
「平成を生きる若い人には新しく響く」
それが、「昭和の演出」なのではないでしょうか。

ちなみに、余談ですが、
自分の”Showaness”に気付いたのは、
Meet&meetの小川晋作という業界を代表する
ウェブプロデューサーがきっかけでした。
(僕とCDCの川村さんは彼を「ミスター」と呼んでいる。)
あるとき、彼の仕事でWEBの企画を出しているときに、
「むらたくんの企画は昭和がすぎる」的なことを言われ、
「”ニューメディア”の作業に昭和野郎が入ってていいのか」的な
自問自答にさいなまれデジタルの仕事から距離を置くことになったのでした。
結果、相対的にCMの仕事が増えることにつながります。

小川さんありがとう。

取り留めない話になってしまいましたが、
そんなのこのコラム見返したら結構いるじゃないですか!

今年は「ほとんどビョーキ」「ボインちゃん」
もし入れられれば「田園調布に家が建つ」
「コケちゃいました…笑」あたりを
CMに入れたいと思っています。
あ、あと、「金も100歳、銀も100歳」も!。

そういったところで、
今日はバイナラ!

村田俊平

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