人生、あ!ちゅう間。
今年の夏、68歳になった。
驚いた。
ずーっと、ガキのつもりだったが、
気が付くとこんな歳になってしまっていた。
小学生のころは中学生のお兄ちゃんたちが大きく見えたし、
中学の時、大学生は立派で、その上の大人たちは知恵も知識も
充足した偉大な存在に思えた。
ところが自分自身が、その年令その年令になってみると、
偉大でもなんでもなく、なんと不安定な存在であることか。
不惑にして迷い、知命にして成すべきことの自覚も心許ない。
しかし、末期の気配を感じる歳になると、
やっぱり「ヨカッタナ」と思ってくたばりたいと思う。
人はワンチャンス、ワンウエイの一生だから、
振り返ったってしょうがない。
人生のフロントに立つ、今がすべてなのだ。
最上の人生となるか、最高の人生になるかはわからないけれど、
悔いのない人生ということでいえば、その時その時の
ジェネレーションを味わい尽くすことではないか。
10代のときは10代でしかできないことをめいっぱいやり、
20代は20代、30代は30代を生きまくる。
一生なんて、あ!ちゅう間。
右向いて左向いたら、もう終わりというぐらいあっけなく、
儚いもんであります。
合掌。
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