カテゴライズする言葉はいつでも遅れてやってくる。
一週間のリレーコラムも、今日で最終回です。
一週間、お読みいただき、本当にありがとうございました。
ここまで4回にわたって、
自分がやりたいことをかたちにする、僕なりの方法を書いてきました。
いま、あなたは、どんなことをかたちにしたいと思っていますか?
うまく言えない?
もしも、うまく言えないとしたら、
それは、チャンスかもしれない。
幸いなことに、
そう、幸いなことに、
たぶん5年後に
世界で芽が出始める新しい活動には、
まだその考え方をカテゴライズする言葉が
生まれていないはずだから。
あなたが自分がやりたいことをあらわす
ちょうどいいキーワードがないとしたら、
無理して、既存のキーワードの檻にいれないほうがいい。
考え方をカテゴライズする言葉は、
先が見えない時代に浮かぶ、ブイ(浮き)のようなもの。
先が見えない時代になって、
みんながしがみつけるように
新しいキーワードがあふれるようになった。
でも、考え方が生まれて、活動がわきおこるほうが先なんです。
カテゴライズする言葉はいつでも遅れてやってきて、
そのくせ、いつでも、「最初からいましたよ」って顔をする。
もし、自分がやりたいことを、
ちょうどカテゴライズする言葉がなかったとしたら、
5年後ぐらいにカテゴライズする言葉ができて、
今はじめたあなたは、最初のひとり、になれる可能性がある。
こうしたカテゴライズされる前のイノベーションを、
「イノベーション0.0」と僕は呼んでいます。
(これは、このへんの話をしているときに、
コピーライターの木村あきさんがつけてくれたネーミングです。
あ、でも、これも新しいキーワードか?)
ということで、
まだまだ書き足りないですが、
そろそろバトンを渡したいと思います。
バトンを渡す相手は、
長谷川哲士さんです。
僕は、これから、コピーライターの力を示すためには、
コピーライターの輪の中で「俺すげーぞ」と言ってるだけじゃだめで、
コピーライターが、異種格闘技戦に打って出て、
「コピーの技術がこんなことにも役立つぜ!」と
その力を社会の中でちゃんと示していかなくちゃいけない、と
思っています。
僕の場合は、それが、ソーシャルな活動だったりするわけです。
(あ、ひとつだけ、告知を!
この夏、TCCクラブハウスをお借りして行った
「ソーシャルコピー講座」、11月15日に京都でもやります。
興味のある方は、僕のfacebookを見てください)
長谷川哲士さんも、
僕とは違うかたちですが、
コピーライターとして
異種格闘技戦を繰り広げていている方。
それでは、長谷川哲士さん、よろしくおねがいします。
並河進
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