自転車の思い出
自転車に20歳になるまで乗れなかったということを前回のコラムで書いたような気がするのですが、当然のようにタイヤの空気入れの使い方も知りませんでした。
自転車に乗れるようになったばかりの大学生のころの話です
自転車のタイヤの空気が漏れてブヨブヨになっていて、いよいよ空気をいれなくてはいけなくなりました。
当時一人暮らしをしていたアパートには共有の空気入れがあり、
それを使おうとしたのですが、使い方がわからず右往左往しているところに、
親切な隣人が通りがかりました。
隣人:どうしたの?
佐藤:すみません、タイヤに空気が全然入らなくて…
隣人:入れる穴が間違ってるじゃないか
佐藤:ああ!そんなところに入れるのですね
隣人:どうだい
佐藤:すごい。さっきまでフニャフニャだったのに、もうこんなに固くなってる
隣人:簡単だろう
佐藤:もうパンパンではちきれそうです
隣人:これからは一人でできるね
佐藤:ありがとうございます
なんでこんなことを覚えているかというと、その隣人の名前が
クレイドル向井という名前だったからです。
それから私は一人でタイヤの空気を入れられるようになりました。
おしまい
(そんなこんなで、勝浦さんよろしくお願いします)
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