独占欲鶴香奈子篇
前回フリン体の話したんで、
なんとなくこの流れで「浮気」をテーマに書いてみます。
私は何かとすぐ下ネタ言う人、と思われてるっぽいんですが、
その内容は、一般論として通じるエロ話がほとんどで、
自分(とそのパートナー)に直接関係する話は
全くと言っていいほどしたことないんです。(当たり前か)
今回はしれっと個人見解を書きたいと思います。
タイトルにもあるように、あくまで私がそう思って生きてる、
というだけの話でして、他人様に私の考えを押しつける気も、
傷ついた経験をお持ちの方のお気持ちを否定する気も一切ありません。
結婚歴の浅い若造の戯言だと聞き流していただければ幸いです。
自分のパートナーが浮気をするという状況についての私のイメージは、
なんというか…極端に例えると「マンガの貸し借り」みたいな感じです。
ある友人Aにマンガを貸したとしましょう。
そのときAは、貸した本を気に入ったからとて
好きなページを切り取って返してくる、ってことはないですよね。
(そんな経験あるひといたら今すぐそいつとお友達やめましょうね)
つまり、無事に返してくれることが大前提の話という意味です。
無事に返してくれない場合のことまで肯定してるわけじゃないですよ。
そのケースは除外した上での話だと受け取ってください。
人間をマンガに例えんじゃねえよ、ってお叱りはごもっともですが
(ほんとすみません)まぁ、極論そういう見方もできるんじゃないかな、
ってことです。極論ね。
好きで大切なひとだから、→浮気をしてほしくない。
それはとてもよくわかるんですが、私にとっては
少し具体策に欠けてるような気がしてちょいと心細いんです。
「だろう運転」でいうところの、「こうならないでほしい運転」みたいな。
「かもしれない運転」のほうが対応しやすいわけですよね。
好きで大切なひとだから、
→ひょっとしたら相手が浮気することもあるかもしれないけど
大目に見れるように気構えとく!
っていう意味で、マンガの貸し借りくらいに考えておきたいんですね。
無事に返ってくることのほうが優先だなーって。
あと、浮気しないことよりも
浮気相手の心や体を傷つけないことのほうがよっぽど大事でしょ。
こないだある人から、知人が離婚したという話をされたんですが、
普段から携帯をチェックしていて、あるとき相手の浮気が発覚し、
それが原因で…という状況だったそうです。
その人とも話したんですけど、浮気をしてほしくないからといって
『浮気するな』とやたら示すことが必ずしも得策ではないかもしんない、と。
「●●しちゃいけない」という禁止事項って、繰り返されるうちにだんだん
「●●」そのものに対する意識が上がってっちゃうんじゃないかなと。
コミュニケーションの仕事をしていると、
「手段の目的化」とかってフレーズは割と耳にするかと思いますが、
パートナーが浮気をしないことを、目的におくか手段におくかって全然違いますよね。
私の場合は、それは手段にすぎず、
目的は「ずっと家族が幸せでいられること」なので、
その手段がダメになったら他の手段にすればいいじゃんくらいの感覚です。
コピー書くときも「言いたいこと言う」ことが目的になってしまってないかどうかは、
つねに気をつけてなきゃいけないとこですよね。それと似てるかな。
まぁ、どんなパートナーにも通用する話じゃないのはちゃんとわかってますので、
その点は私は幸運だったとしか言いようがありません。
究極の私の理想は、いつかだんなさんが誰かに恋心をいだいたときに、
笑ってその恋バナの相談にのってやることです。
彼の心のなかに、私の知らない強い想いが隠されているより、
誰かに恋しちゃったトコまでひっくるめて私も仲間にしてほしいんです。
ま、要するに、独占欲が強いってことなんでしょうね。きっと。
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