岩魚つかみ大会
昨日お話しした「総合の時間」。
そういえば他の学校ではどんな感じだったのだろう…?
という個人的な疑問に対し、
大阪繁華街出身女性からこんな回答をいただきました。
「教室にゴザひいて寝てたで。」
!!!
さすが、大阪。レベルが違う。
ということで、こんにちは。コバサキです。
衝撃の事実が判明したところで、
今日は「岩魚つかみ大会」のお話です。
さて、岩魚つかみ大会ってなんでしょう。。。
正解は、
岩魚(イワナ)という魚を素手でつかむ、恒例行事
でした。
以上。
…説明が雑すぎました。
私の地元の小学校では、毎年夏になると、近くに流れる川に特別エリアがつくられ、
この大会のための特設会場ができあがります。
エリアには当日、大会用の岩魚が放流され、名前の通り手でつかまえる!
という親子参加型の全校行事です。
大人たちが大規模なバーベキュー場のような場所をつくって火を起こして待っていてくれるので、
つかまえた岩魚はその場で炭火焼にしてもらい、河原でみんなでお昼にします。
こうやって客観的に書いてみると、かなりワイルドな行事ですね。。。
たまに天然のどデカイ岩魚をつかまえる少年がいてエリアの一部が盛り上がると、
これでもか!ってくらいとったのに、
またバッシャバッシャと川に飛び込んでいく男の子たち(とそのお父さんたち)、、、
なんて元気がいいんだ。。。
ちなみに、このコラムを書くために、実家から当時の作文や文集、日記を送ってもらったのですが、
その中に「岩魚つかみ大会」を題材にした作文があったので、そのまま載せてみます。
—
「やっとのことで岩魚をとったよ」
小林さき
バッシャーンッ。
今日は、岩魚つかみ大会です。
みんなでいっせいに川の中に入りました。
みんなで川に入ったのはいいんだけど、わたしは、川がつめたすぎて岩魚をとる気になりません。
でも少し川に入っていると川のつめたさになれてきました。
(よしとるぞ!!)と言うきもちになっていわなをさがしてつかまえようとすると、
すぐににげられてしまいます。
ぜんぜんいわながとれなくて、くやしいです。
心の中でわたしは、(もうみんな岩魚を一ぴきとっているだろうな)と思いました。
そう思うとなきそうになりました。
もうとにかく岩魚をさがしまくりました。
川の中をいっぱい歩いていわなをさがしました。
石をめくったり、岩に手をつっこんでさがしました。
でもやっぱりいません。
すず木先生が「足元にいるよ。」と教えてくれました。
わたしは、足元をよく見ると、わたしの足元にいわなが一ぴきいました。
わたしはそっと手を川の中に入れました。
こんどの岩魚はにげませんでした。
そしてそっと手でつかみました。
やっとのことでつかまえました。
わたしはもう、うれしくて、うれしくて、たまりませんでした。
そしてまわりの人が、「よくとったね」とほめてくれました。
お昼になってみんなで岩魚を食べました。
もう岩魚がおいしくて、おいしくて、たまりませんでした。
いわなのあたまからしっぽまで全ぶが食べれました。
いわなつかみ大会は、楽しくてうれしくておいしかったです。
—
「岩魚」と「いわな」、どちらかに統一してくれ。。。
川の冷たさに瞬時に萎える小学生よ、、、
やっととれた岩魚、「逃げなかった」と言っているけど、もう弱っていたのでは…?
つっこみどころ満載の作文。。。
いろいろ思い出して、ひとり楽しくなりました。
そして大人になった今、「川入って、岩魚とってこい!」って言われても、絶対に無理だ…
でも今日の東京は40℃近い猛暑。
目の前に地元の川があったら、飛び込みたい暑さです。
ちなみに、岩魚は塩焼きが多いイメージですが、
個人的には味噌をぬって焼いてもらうのが好きです。
長野県の山奥にいらっしゃった際には、ぜひ。
明日は、金曜日。
わたしのコラムも最終日です。
…なにを書こうかな。