ふるさと納税って、
ふるさと納税って、
フシギなネーミングだと思うんですよね。
だって、自分のふるさとじゃなくても
寄付できる制度なので。
それと、建前としては自治体に寄付をすることで
減税してもらえる、という制度なので、
「納税」というのは「結果そうなっている」
ということのはず。
でも、このネーミングはすごいな、とボクは思っていまして。
「ふるさと」という言葉は、
大切なもの、大切にしなくてはならないもの、
というニュアンスを内包していると思います。
そして、その言葉と「納税」がくっつくことで
「いいことをしている」と思えるという、
言葉のマジックがあるように思うのです。
狙いだったとしたら、すごいセンス!
もうひとつ、このネーミングから思うことは、
「言い当てる」ことが必ずしも正解ではない、
ということなのかな、と。
ネーミングのお仕事でもよくあるのは、
「これ、言えてるんだけど、いまいちワクワクしない」とか、
あると思うんですよね
そういうときに、実はちょっと飛躍しすぎてるんだけど、
これ、いいよね、というのが選ばれるような、
そんな決め方だといいな、と思ったりします。
ちなみに、ふるさと納税はすごくお得なので、
まだやられてない方いらっしゃったら、ぜひ。
やり方がわからなければ、私までご連絡ください。
(回し者ではないです。念のため)