4. ビジネスづくりを仕事にする。
コピーライターをやってきてよかったと、
コピーライターではない今思う。
僕が今いどんでいるのは、
新規事業開発の仕事である。
プロダクトやサービスのコンセプトを考えたり。
ビジネスモデルそのものから考えたり。
これから世の中に出て行く、
スタートアップ企業のビジョンを考えたり。
すべての局面で、
言葉の力が必要になる。
それはコピーライターとして培ったものだ。
理屈は合っていても
人の心を動かさない言葉と、
理由はわからないが
人の心を揺さぶる言葉がある。
ビジネスづくりに必要なのは、
そのどちらでもない。
必要なのは、
理屈が合っていて、
人の心を揺さぶる言葉である。
広告の言葉は、
少しくらい間違っていても、
15秒という短い時間で
視聴者の心に傷痕を残すくらいがいい。
記憶に残す、
ということが広告の大きな役割だと思うから。
一方ビジネスづくりに必要な言葉は、
長く続くことが条件だ。
そのプロダクトやビジネスに関わる人たちが、
その言葉を胸に、
1年、5年、10年と仕事できるものでなければならない。
瞬発力と、耐久力。
と言い換えてもよいかもしれない。
耐久性のある言葉、
を作りたいと思っている。
もともとコピーライターとして好きだった仕事は、
ネーミングと企業スローガンだった。
商品として長く使われ、
企業の魂として長く使われるから。
長く使われる言葉をつくっていきたい。
4247 | 2017.04.23 | 3. 広告じゃない言葉を仕事にする。 |
4248 | 2017.04.23 | 4. ビジネスづくりを仕事にする。 |
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