リレーコラムについて

メモの墓場

伊藤みゆき

なんでこんなことメモしたんだろう。
ということが、わりと頻繁に起こります。

アイデアに昇格できず、
ブレストの役にも立たなかった小さな発見や豆知識が
ひたすら積み上がっていくメモの墓場。

そんな、どうしようもないあれこれを
ここに置いて成仏、とさせていただきます。

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「観客も奏者も全裸のクラシックコンサート」
(観客の服に音が吸収されると音質が変わってしまうから、
 的なメモが添えられている)

「ワイヤレス化した赤い糸」

「くつした猫がいるならニーハイ猫もいるべき」

「葬式に流してほしい曲のコンピレーションアルバム」

「ライオン、タイガー、象印、キリン、ジャガー、
 20世紀FOX、とらや、クロネコヤマト、ピジョンによる動物愛護運動」
(とらやさんとタイガーさん、担当が被っている)

「ファンの寄付で衣食住全てをまかなう寄付アイドル。
 自分の寄付が何になったのかが明確に分かるシステム。
 キャッチフレーズは“あなたの恩を着ています“」

「“このコピーはダミーです。”というコピー」

「あまりよくないネーミングが採用されそうになったら
 そのネーミングと同じ名前のエロサイトを立ち上げればいい」

「まだフタがしてある料理に“わーおいしそー”って言ってしまう現象」

「ご自由にお取りくださいをどれだけ自由に取れるか競うスポーツ」

「巨大化ヒーローの戦闘に巻き込まれて両親を亡くした少年が
 ヒーローに復讐を誓う話」
(なんかもうありそうですね)

「× evianかけご飯
 ○ 海老あんかけご飯」

「女子高生が出てくる漫画の、駅前に新しいケーキ屋/クレープ屋ができる率」

「パピコを半分こすることを“折半”という先輩」

「公用語が擬態語の国」

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書いた本人が困惑するどうしようもなさ。

でも、それを聞いたり考えたりしたとき
自分が一瞬立ち止まったからメモされているわけで。

とするとここに書かれた事象は、うっすらぼんやりとでも
わたしという人間を形づくっているものなんでしょうか。

まわりの人のメモをのぞいて、
答え合わせしてみたいです。

NO
年月日
名前
5805 2024.11.22 中川英明 エキセントリック師匠
5804 2024.11.21 中川英明 いいんですか、やなせ先生
5803 2024.11.20 中川英明 わたしのオムツを替えないで
5802 2024.11.19 中川英明 ドンセンパンチの破壊力
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