ごみ箱をあさる。
(つづき)
裏現場を見ることができるのはたぶん弟子の特権ですし(居直り)、
机の上だけでなく、ごみ箱にも失敗作が眠っているわけで、
それから、師匠のごみ箱を夜な夜なあさる日々が始まりました。
すでにされている方はご存知でしょうが、
…ごみ箱は宝箱です。
あ、そうだ。最近はパソコンがふつうですね。
ごみ少なそう。
うちの事務所は全員鉛筆で手書きでした。
ちなみに、師匠と兄弟子がいたのですが、
兄弟子はそのまま捨てるタイプ(楽だった)、
師匠はビリビリやぶって捨てるタイプ、
しかも鼻をよくかみ、ミカンをよく食べた(まみれる)
師匠の業を盗むことは修業の一環ですが、
当時危険だなと思っていたのが、
万が一、習得したところで自分は所詮、二番煎じということ。
芸風が似ることはフリーにとって致命的なのでできることなら
自分の引き出しは作っておいたほうが良さそうだなと。
「(師匠なら)何と書くかな」というボヤきを捨て、
「(師匠が)書かないことを書こう」と思いたいです。
がんばろっと。
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