2度め
TCC同期の天田くんからバトンをひきつぎました。
書くのは約3年ぶりになります。
でも3年で2回も書けてうれしい。
バトンを落とさないようぼくらしく書ききろうと思います。
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それにしても2度めだから、
少しだけ勝手はわかったつもりでいた。
週末にいきなりバトンが来て、
週明けから毎日書くのは意外に大変。
推敲にすごく時間がかかる(楽しいけど)。
今回はバタバタするのはいやだ。
よし、この土日に5篇書きためておこう!
・・・でも結局書きためられなかった。
いかにもあっさりと。
この土日、せいいっぱい生きていたんだけど。
ぼくのスピード以上にやはり師走ははやい。
やることがパンパンにつまった冬の空気の風船に、
完全に体を持ってかれた。
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毎年、大掃除は11月からはじめよう、
年賀状は11月中に書いておこう、
あれもこれもすっかりかたづけて、
年末はゆっくり過ごそう、なんて思う。
でも見事にそれはいつもできない。
不思議だ、ほんとに不思議だ。
2度めどころか、ウン十度めのことなのに。
スケジュールを上回るにはやはり、
よほどの精神力が必要なのだろう。
ウェイトトレーニングで(最近ちょこっとはじめました)、
もう数秒だけ休んでいたいときに
トレーナーがいるからこそ、
すぐにもうワンセットはじめるくらいの精神力。
あれを自分ひとりで出すのはかなりのものだ。
無駄話でごまかしているぼくを
トレーナーは無情に「ハイいきましょう」とせかす。
あれはなにげないようにみえて、
相当な深い堀を飛び越えさせてくれている。
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ひとりじゃむりだ。
スケジュールどおり、
スケジュールよりはやく物事を進めるには、
時間管理の専属トレーナーが必要だ。
そしてそんな人いるはずはない。
そして「2度め」は1度めとかわらなくなる。
そしてウン十度のかわらないことがくりかえされる。
ああ・・・
ただ、少しだけの進歩はある。
こうやって言葉にしてみて、
初めて知ることができたんだ。
いかにマキめのスケジュールが難しいかを。
もう、「今年は早めに進行しよう」なんてこれからは思わずにすみそうだ。
あたふたしながらすごす師走。
寒風にあおられ舞い上がりながら、
そのままの自分を、今ながめてる。
道山智之