スペインのコピー。
岩崎竹彦
そして3回目です。毎日書くのはなかなか大変ですな。しかも、僕はどうも夜型なので、夜中にゴソゴソと書いてます。
そういえば先日亡くなった天才作家・山田風太郎は、夕方酒飲んで寝て、夜中にまた起きて朝までまた飲んでいたらしい。つまり一日を2回に分けて生きていたそうです。さすが『人間臨終図鑑』という一大寄書を書いた人だけのことはある。
でも、この生活パターンはどこかシエスタという習慣を守るスペイン人に似てますね。(と、強引にスペインに話題をふる)
御存知の人も多いと思うけど、スペインでは昼食がやたら長い。だいたい1時から4時までが昼食タイムで、飲んで食って寝るのです。で、夕食は9時以降でそのまま夜中まで活動している。その間にも町中に無数にあるBAR(バル)で、また飲んで食ってをしているので、世界でも美しいとされるスペイン美女も悲しいかな20代にはかなり立派な体型になってしまう。
先日、必要があってヘミングウェイとスペインについて調べていました。彼は何回もこの国を訪れているのですが、たとえばスペインの首都マドリッドにもヘミングェイゆかりの店がかなりあります。有名なのは200年の歴史がある子豚の丸焼きが名物の<カサ・ボティン>。ガイドブックにも必ず載っている店です。一方、この店の隣の店はなんのゆかりもないのですが、なぜかやたらと繁盛しています。理由は、この店の看板の文句(コピー)にあります。いわく「ヘミングウェイは当店では一度も食事をしていません」。はじめて見た時は笑ってしまいました。いいコピーですよね?
ついでに岩崎竹彦ゆかり(?)の酒場(バル)は、マドリッドのマヨール広場にある闘牛ファンの集まる<バル・アンダルー>かな。ここは壁一面に歴代の有名闘牛士の写真や牛のはく製、闘牛士の服などが飾ってあって面白い店です。
今日はここまで。次回は闘牛の話でも書こうかな。
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