レゲエは演歌だ
Yha-men、元気ですか。
そろそろ、年賀状かかなきゃ。
ぼくは2年に1度ほど、ちょっと長めの休暇をとってジャマイカへ行きます。レゲエを浴びるほど聞くためです。
レゲエは演歌だ、とEの東さんは言いましたが
まさに演歌であり艶歌であり怨歌であり炎歌です。
レゲエといえば♪ンチャカ♪ンチャカというリズムで、ボブ・マーリーなどが有名ですが、今ジャマイカにいってもそんなリズムは観光名所を除いては聞けません。
現在の流行は「ダンスホール」という、LAPみたいなもので、DJと呼ばれるミュージシャンが、デジタルのオケ(トラック)にのせて、日常のHネタや政治ネタ、与太話、シリアスネタなどをうたい(しゃべり)、ネタが受けると、火をつけたライターを手にした客たちの大歓声が。ちょっとでもハズすと激しいブーイングの果てに、ステージにビンが投げ込まれ、ハイさようなら。いつもDJと客とは真剣勝負です。
ライブは空き地とかに、サウンドセットをつくって行なわれます。そしてスピーカーですが、これがすごい!高さ20メートル位、ちょっとしたビルほど積み上げたウーハーから、爆弾のような音が飛び出してきます。地面はゆれるわ、頭は風圧でじんじんするわで、ほどよくトランス状態に。これは日本じゃ絶対できない。わざわざジャマイカまで来る価値があるってなもんです。
こうしてライブ三昧の日々を過ごすのですが、HipHopの客層がそうであるように、ダンスホールの客層は、だいたいラガマフィンとよばれるチンピラが多く、よくトラブルが起こります。ガンショット(発砲)は頻繁に起きますから、いつでも逃げれるように心構えが必要です。逃げるドサクサにまぎれて、ポケットのお金も盗られたりしますから、逃げながらも油断してはいけません。疲れてぼうっとして人気のない死角に入ると、背後から「MONEY〜」と低い声がします。なんか背中がチクッとするなと思ったらナイフが・・・。
まったく油断もスキもない緊張感と、星空の下、爆音で聞くリズムの心地よさ。この摩訶不思議な高揚感のために、お金と有給は消えてきます。
もし、ジャマイカ関連のお仕事があればさそってください。お金はいりません。
それでは、また明日。
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