8キロ痩せた。その1
安田有美香
中途半端なデブだった。この33年間。
それがいけなかったんだと思う。
健康診断の結果では、あくまでも「標準体重」。
あだ名は「ぽっちゃりさん」とか「むっちりさん」止まり。
「尻」とか「ハム」とか直接的なものもあったけど。
(これ罵倒の言葉とかじゃなくて、
あだ名として普通に呼ばれて、きちんと返事してた!)
洋服は、ウエストきつめでもMサイズが入るし、
手首、足首は細いから、まぁいいかって本気出さなかったんだよね。
それが、痩せたんです、8キロ。
そしたら、とにかく寒い。冬が厳しいんです。
体脂肪も減ったから、10%近く。
あの、「デブは暑がり。ヤセは寒がり」つうのは、
あながちイメージだけの話じゃないんですね。
生まれて初めて買ったさ、「ババシャツ」。
晩秋に、トゥナイト2が「セクシーババシャツ特集」やるわけだ。
世の中のレディは、こんなに寒かったんですね。
毛糸のパンツがはやるのもうなづける。
わたしはガードルが手放せません。
あと、腰骨(骨盤のホネ)が、とがってきた。
っていうか、埋まってたものが、発掘された感じ。
仰向けにねて、両ももの付け根を触ってみると、ものすごくとがってる。
これ、なにかにつかえないのか?
とりあえず、朝起きてすぐ触ってみて、確かめるのが習慣になった。
そして、悲。おっぱい失踪。
やっぱり、これって避けられないんだね。
あれは脂肪の固まりなんだね。
「むっちりさん」時代の唯一のチャームポイントだったのだが。
2カップは落ちた。
『パット入りのブラはぁ、買わない〜』が、あたしのポリシーだったんだけど。
パットどころかジェルパット入りのハイテクブラを買っちまった。
なんか胸にシリコンいれた感触がするから、1回しか使ってないけど。
(男子にはよくわからないと思いますが)
そらぁ、痩せてうれしかったけど。
洋服買うのも楽しいし。33年間夢見てきた「華奢だねー」って言葉も
言われたし。達成感さえ味わったけど。
でも、ババシャツとガードルが手放せない、
胸より腰骨が出てる女(=今のわたし)って、
安野モヨコ先生(「美人画報」を読んでみましょう!)言うところの
「男子へのモテ度、ゼロ」って感じ?
まぁ、最近、Hなこと考える意欲も
あんまりなくなってきたからいいんだけど。
あれ?それも、体脂肪とカンケイあるのかなぁ。
さて、どうやって痩せたかは、また明日。
(もうその話は、いいって?)
PS.コラムを書くのは2回目です。
植松さんから、コソクな手段でバトンタッチを受けました。
植松さん、「コソク」というのは「姑の息」(by心の師匠 おすぎとピーコ)と書くんですよ(泣笑)!
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