自宅兼事務所のススメの巻

ー自宅兼事務所のススメの巻ー

フリーになり1年目に妊娠。乃木坂から目黒区に事務所を移転。ここを自宅兼事務所にし、子育てしながらコピーを書くようになる。おっぱい飲ませながら、ワープロを打ち、うんちをフキフキ、ＦＡＸを送る。テレビ電話とかあったら、ホントやばかった。打ち合わせの時は、シッターさんを頼むか、同時期に出産した妹にもらい乳。相方は子を背中にしょってレイアウトするなど、嵐のような毎日。仕事も好きだけど、日常生活も楽しみたいし、子はかわいいし、ってことで。ある時、自宅兼事務所で打ち合わせ中に、子が起きて泣き出してしまい、しかたなしにデザイナーの鈴木さんの前で、オッパイぺろっと出して、打ち合わせを続行したこともある。不思議だが、授乳中は１００％母で、羞恥心は０。鈴木さんは驚いただろうな。その後しばらく鈴木氏からの連絡は途絶えた。当時、毎日分刻みのスケジュールだったので、コピーを考えるのはもっぱら子を寝かしつけながら。その時できたのが「女の子は、かならず、きれいになる。」というエドウィンのコピー。だってほんとにブスだったんだもん。

ところで、その後、その子は、ほんとにきれいになりましたとさ。つづく。