リレーコラムについて

最近、ちょっとおもしろいこと。

牧野雄一

ボクの友達に、北川くんという、顔の大きいデザイナーがいます。
この、顔の大きい(しつこいって)北川くんは、
誰とでも、すぐに仲良くなれるという特技があります。
例えば、初めて入ったお店の人とか、たまたま隣りに座った女性とか
いつのまにか話かけて、いつのまにか、お知り合いになったりしています。
まるで構えたところのない自然な感じがいいんだろうな?
照れ屋のボクとしては、うらやましいし、尊敬するところでもあります。

その、顔の大きい(もういいって)北川くんが
ボクの描いた絵をほめてくれるんです。
絵といってもマンガのようなものですけどね。

ボクの絵は、テレビCMのコンテを描かなきゃいけなくなってから
仕方なく描きだしたもの。

ヘタウマとかいう言葉はあるけど、
ボクの場合は、「へたへた」です。

でも、顔の大きい(いいかげんにしろって)北川くんは
「なんか、味があるよね」と言ってくれます。

で、その「へたへた」の絵をアニメーションにして
インターネットとかでなんかおもしろいことできないかなーと
いうことなのです。

顔の大きい(うるさいって)北川くんの事務所は、
WEBに強い人たちがいっぱいいるから
簡単にボクの絵を動かしてくれます。

これが、けっこうおもしろいんです。かわいいんです。

ストーリーを考えたり、絵を描いたり
CMとは全く違う、自由に考える難しさはあるのですが、
それが、けっこう新鮮なんですね。

仕事中でも、つい、コンテの余白に
落書きしたりしてます。

顔の大きい(ほんと、しつこいって)北川くんとは、
もう少し整理して、音楽とかSEとか入れてみたら
もっと、おもしろくなるよね。と言いあったりしてます。

そして、心の中では、秘かに
キャラで一儲けできないかなぁなどと、たくらんだりしています。

顔の大きい(終いには怒るぞ)北川くんに言わせると
宝くじで当てるよりは確率は高いよね。
だって。

まっ、仕事になるかどうかは別にして
今年は、ひとつ、これを楽しんでみようかなと
思っています。

さ、先週撮影したCMの仕上げも今日で終わったし、
(さっき、クライアント試写のOKが出たという電話があった。)

これから、ちょこっと描いてみようかな。

NO
年月日
名前
5720 2024.07.18 権八成裕 20年ぶり2回目
5719 2024.07.12 吉兼啓介 短くても大丈夫
5718 2024.07.11 吉兼啓介 オールド・シネマ・パラダイス
5717 2024.07.10 吉兼啓介 チーウン・タイシー
5716 2024.07.09 吉兼啓介 吉兼睦子は静かに暮らしたい
  • 年  月から   年  月まで