組に入るまで
4年ほど前から、
宣伝会議賞の第1次審査員をひきうけています。
第1次だから、最初の段階、ぜんぶ来る。
アマもプロも来る。
あらゆる速度と重力と念力で来る。
これが、そうぞういじょうにキツイ。
でも、
ときどき「おおっ!」という
名コピーに出会えるうれしさ。
※今、発売中の本『SKAT』(スカッと)に
そんな宣伝会議賞優秀作品がのっています。
真夜中にひとりで
応募者の原稿用紙の山に囲まれて
「くっくっくっ」と笑えるコピーに出会えるしあわせ。
(かなり、やばいオバハンやなあ・・・)
若い頃の自分にも、こういった賞をもらって
背中をおしてもらったという思いがあるから、
たとえきつくても、ひとつひとつ、
しっかりと抱きとめたいのだと思います。
17年前。
メガネのコピーを書いて
一等賞とると100万円がもらえる
ある賞に応募しました。
最終選考までのこったけど、結果は落選。
はあ〜っと肩をおとしていたら
「岩永(嘉弘)さんが、見つけたんだけど・・・」
とぶつぶつ言いながら、
私のコピーを、ひろってくれたひとがいました。
仲畑さんでした。
そのときのコピーがこれです。
↓
はじめてメガネをかけてきたときの君は、
転校生のようにまぶしかった。
(第一回HOYAキャンパス大賞 仲畑賞)