リレーコラムについて

広告賞について。

望月和人

5日間、広告賞の話しばかりを書かせて頂きましたが、広告の基本はクライアントの抱えている課題を、インサイトの発見や表現によって解決することがベースで賞はその延長線上にあるということはわかっているつもりです。また、広告目的によっては賞を狙うべきではないケースが多々あることも理解しているつもりです。でも、以前の自分の様にどうしてもクリエイターになりたいのになれない人や、面白い仕事を増やしたいと思ってる人にとって広告賞は大きなきっかけになると思っています。それと、表現の優劣や印象度ってなかなか数値化しにくいと思います。その意味で広告賞は消費者にメッセージが届いたかどうかの指標になると思っているので、やっぱりかなり重要だと思っています。単純に賞を狙っていった方が仕事も積極的に楽しく出来るということもあると思いますし。今後はテレビCMを中心に個人の視点を背景に感じさせられる広告を作っていきたいと思っています。コピーそのものにはこだわっていませんが、表現全体を通して自分が企画したとハッキリ言えて、なおかつ人格を感じさせるようなCMをたくさん作っていきたいです。ACC、TCC、カンヌなどの広告賞を積極的に狙っていきたいです。

というわけで、取り止めのない個人的な話しに1週間もお付き合い頂きありがとうございました。来週は、TCC新人賞を頂いた時のCDの泉沢さんです。一緒にやっていない仕事でも横から見て「そのボディーコピー壊れてない?」とか言って頂ける非常に有り難い人です。どうぞ、ご期待ください。

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