調査ときどきノゾキ
きのうの午後は機嫌が悪かった。競合、負けました。
タレント競合、見積もり競合だと最初から言われていたけれど、
クリエイティブは年間キャンペーンを組み立て、
CMの企画までほぼ全力疾走しました。
しかし、「そんなのアリかよ〜」というダンピング見積もりに負けたそうな。
(しばらくは、山口智子の顔見ると思い出すな・敬称略)
さあ負けはトットと忘れて、きょうは、ある調査の骨組みができてくる。
数年前から広告や商品開発のいろんな段階で、調査、調査、調査ばっか。
街頭でキャッチして100人単位で調査したり、
5人ぐらいを数グループ集めてグループインタビューをしたり。
最近では、まったく生態がつかみきれない女子高生とか10代のコたちに、
朝から晩までの克明な記録をつけてもらい、ナマ調査みたいなのももやってます。
そもそもほとんどの調査は、過去の経験から判断してもらって
好き、嫌い、いい、悪い、どう思うかなどを聞くことになるから、
どうしたって、真新しい、想像力をかきたてる結論は出てこない。
平均値よりやや高めな感じでテを打つって感じでしょうか。(嫌い!)
クライアントが安心するための、掛け捨ての保険ってとこもあるし。
この調査を逆手にとって、うーんとバイアスがかかるような調査設計をして、
企画をゴリゴリ通すぐらいのズブトサがあってもいいと思っているんですけどね。
ところで、私はグループインタビューなどは、できる限り同席します。
(裏の小部屋で、マジックミラーで観察するヤツ)
で、不思議なことに食品の調査は化粧品の仕事の役に立ったり、
ヘアケアの調査が、飲料や女性仕様の車のヒントになったり・・・
(もちろん守秘義務はちゃんと守っていますから、数字とかそういうことが
役に立つのではなく、空気みたいなものや、通底しているものがね)
さて、 AD氏、営業くん、若い女性の生活調査結果をニマニマと見ながら
「午前11時に彼とハムサンドってことは、彼氏はお泊まりですかね」
「いや、ゆうべの晩メシはひとりで食べてますよ」
「ってことは、夜中に来たか〜」
「テへテへ〜」
などと、ヘンなところで思いっきり盛り上がらないよーに。
(オバハンたちの調査報告も、ちゃんと読むよーに)
今日は、明日締め切りのコピーをギューギューと考えつつ、
もうイッコ明日締め切りのコピーを再考しつつ、打ちあわせもあるし、
体力いるな。
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