イタコの時間
本日は、ちょっとアブナイ話しをしましょうか。
過日、尊敬するADと始めて飲んだときに、言われたのです。
「吉田さん、なんでそんないっぱい仕事引き受けちゃうの?
忙しすぎるよ。そんなことしてたら、降りてくるの待つこと
できないじゃない」
バーのカウンターで、私は15秒ほどフリーズしました。
あ、この人も降りてくるのを待っているんだって。
そうなんです。「降りてくる」あの感じちょっと忘れてたかも。
みなさん、私はオカルト・オンナじゃないですよ。
恐山のイタコでもないです。
でも、なんか、コピーを書いて書いて、
それでも書きあぐねて、焦りに焦って・・・でも書いて。
そんな夜に、フッと降りてくると申しますか、別次元へワープ
するというか・・・ああ、この感じ、わかってもらえるかな〜。
コピーがですね、スッと抜けるというかね〜。
降りてくる場所をつくるための膨大な時間が必要で、
忙しすぎるとそれをつくる時間がナイ・・・
すいません。やっぱり、かなりヘンな話かも。
しかし、そういう感覚が確かに存在するとご報告したい。
コピーライターのみなさん、ないですか?
そういう感じ・・・
さて、なにが降りてくるのでしょう。
悪魔? 天使? 座敷わらし? こなきじじい?
ところできょうは、深田恭子ちゃん、18歳の気持ちになって
コピーというかセリフというか、ドラマ的というか、
書かなくちゃいけない。うーむ。なにかが降りてくるどころ
じゃない。きょうの私はアブナイ・オンナです。
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