カンヌにて
そこは、カンヌのプライベートビーチ。
照りつける陽を浴びながら、のんびり昼寝をする僕。
するとそこに、どこからか二人の若い白人男性があらわれ、
僕に向かって、なにやらフランス語でまくしたててきました。
彼らの手には、金メダル。どうやらそれを自慢しているようです。
気づくと、いつのまにかそこは、カンヌ広告祭の表彰会場。
壇上ではさっきのフランス人2人組がスポットライトを浴びています。
手には金メダル。
僕は会場の隅の席に座って、そのようすをぼんやりと眺めています。
と、いう夢を、この1ヶ月毎日見ています。
先月、カンヌ広告祭の「ヤングクリエイティブコンペ」というのに参加してきました。
30カ国くらいの国からアートディレクターとコピーライターのペアが一組ずつ参加し、
オリエンから24時間で雑誌広告を提出するというもの。
要は、それで、負けちゃったんです。フランスに。
3位入賞も逃し、無念の完敗。
正直、優勝するつもりだったので、めちゃくちゃ悔しかったです。
表彰式を見て、ほんとに悔し泣きしてしまいました。
今思い出しても、あー悔しい。
もし今夜も同じ夢を見たら、壇上に上がってフランスチームに怒鳴りかかろうと思います。
「来年は見てろ!」
それでは、おやすみなさい。