リレーコラムについて

築地の誘惑

高橋真

こんにちは。はじめまして。
小見さんとTCC同期の高橋と申します。
博報堂に勤めています。今年で7年目になりました。

しばらくリレーコラムを見ずに過ごしていたのですが、
今週、ふと見てみたら知ってる人が書いている。
「なんか、こうゆう時、すげー冷や冷やするんですよね」
みたいなことを話していたら、仲良しの先輩より、
「予想は当たるもの。期待は外れるもの」とのお言葉を頂きました。
小見さんから電話があったのは、次の日の昼のことです。

さて、2、3年ほど前になりますか。
弊社の社内LANに何を間違ったか、電通さんの求人広告が出ていました。
「うちの会社も勇気があるね」
と仲間うちでひと盛り上がりした記憶があります。
その電通さんも、汐留に移転されましたね。

後に残るは、世界に名だたる魚市場。
バリ、ベトナム、香港、パリ、スリナム、沖縄、金沢・・・
いろんな市場に行ってみましたが、質・量ともにやっぱり築地は最高です。
最近は、ハモやキビナゴ、マナガツオ、
活けのオマール海老やスカンピなんかも、よく見かけるようになりました。

僕は料理が趣味なので、月に二度くらい食材を仕入れに出かけます。
買いつけは、基本、キロ単位から。
一人暮らしなものですから、
仕入れの日は、友達を呼んでパーティーでもやらないと、とてもさばききれません。

ちなみに、買い出しにいらっしゃるなら、
場内の仲卸はだいたい朝10時に店じまいですから、
9時くらいまでに行かれることをお勧めします。
お寿司を食べるなら、土曜の朝は混んでいるので避けた方が無難です。
有名な「寿司大」「大和寿司」があまりにも並んでるようでしたら、
場内の定食屋「高はし」か場外のマグロ丼屋「瀬川」に行ってみるのも手かもしれません。

よく企画を出し尽くしてヘトヘトになった顔、
再プレ続きで限界に近づいた表情を例えて、
「死んだ魚のような目」と言いますが、あれ、大きな間違いです。
シメたばかりの魚の目は、生きた宝石のように輝いています。
「いやん、目が合うから怖いっ。魚なんておろせない!」
って言うおねーちゃんやおにーちゃんの目の方が、
よっぽどどんより濁ってるんじゃないかって思いますけど。

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