通勤バトル

今朝もそうでした。汚い話で恐縮ですが、
朝、しばらく歩かないと大便の波が来ないんです。

試しに、出掛ける前に家の中を歩いてもだめ。
新聞読みながら、ピョンピョン跳ねてもだめ。
駅までの5分。僕の腸は、この時間を欲している。
そしてその波は、じわりじわりとやってくる。

電車に乗って二駅目。あれ、今日は大丈夫かなと思った瞬間の第一波。
まだ大丈夫。ほら、すっと波は引いた。

ソハラ君って、朝いつも不機嫌そうな顔してるね。そう言われた高校時代。
大便我慢してるからね。なんて正直に答える勇気は無かったなあ、
と苦笑いしてたら第二波の不意打ち。慌てて上着で腹を暖め、セーフ。

波が引くのを確かめると、読みかけの「亡国のイージス」で気を紛らわせる。
艦長!水圧に扉が耐えきれません!いよいよクライマックスに差し掛かると、
第三波襲来。艦長!僕のお尻の扉も耐えきれません!

続く第四波の連続攻撃。ここで漏らしたらソハラじゃない。俺はソハラだ、
ソハラなんだ。と、特に守るべき名誉もない自分を懸命に励ましている。
トンネル通過で反射した苦悶の姿が、情けない。

次の攻撃に耐えられる自信、ゼロ。毎朝のことだけど、ホント限界。
田町〜、田町〜。今日も、ギリギリで到着し、いつもの駅ビルトイレに直行。
そして、脱ぐと同時に放出。至福の瞬間がやってくる。

なぜだか僕は、毎日こうなんです。電車内を見渡しても、眠い顔はあっても、
それらしき表情は見当たらない。みんな、ちゃんとしてきてるのかしら。
だけど、三大欲望につづく、脱糞欲なるものを覚えてしまった僕のカラダは、
決して許してくれない。きっとこれからも、この戦いは終わりません。
もし、京浜東北線でそれらしき人物を見かけた人は、声はかけずに、
(びっくりして出ちゃうかもしれないので)そっと応援してやってください。
最後に、食事しながら読んでいた方々、大変申し訳ありませんでした。
明日はもうちょっと上品な話にしたいと思います。