リレーコラムについて

アイドル

横道浩明

「ゲロッパ!」という映画が公開されていますが、
私、あれ不愉快なんです。(関係者の方いたら、ごめんなさい)
何がイヤかって、「ゲロッパ!」という言い方(表記の仕方?)。

「ゲロッパ!」は、ショービジネス界でイチバン猛烈に働く男
James Brownの代名詞でもあるファンクの名曲Sex Machineの歌詞、
というか「合いの手」に近い「Get Up!」から来てるわけですが。
自分にとってJBは、かなりのアイドルなんです。
(彼のアルバムはLP、CD併せて50枚ほど持ってる)

でも、あれは、どう聞いたって「ゲラッパ!」。
決して「ゲロッパ!」じゃない。
そりゃ「ゲロ」の方がウケがいいのはわかるけど、
でも、あくまでも「ゲラッパ!」。
細かいこと言うようですが、ほんとイヤなんですよ。

「表現だから、いいじゃん」

よく、私たちはこういう言い方をします。
(1101のコラム「カッパ飲み」もそういう話ですけど)
でも、それでも売れない「魂」がありますよ。
タレント提案の際に、自分はそれが如実に現れてしまう。

「この人は大好きだからこそ、タレント提案できない」

自分にとってはJBもその口だし、セリエAデビューの頃の中田英寿も
そうだった。
(タレントとは違うけど、「傷だらけの天使」なども私にとっては聖域)

「じゃあ、アナタの考える『正しい起用法』で使えばいいじゃん」

う〜ん、そうじゃなくて、広告やCMに使うこと自体が、もうダメ。
これって、自分の中で広告は「穢れ」であると思ってる、ってこと
なんですよね。
こんなこと言ってるからウダツが上がらないんかいなとも思うのですが、
でもねえ、魂はやっぱ売れないから。

今だと誰だろ?
椎名林檎かなあ。

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