リレーコラムについて

新宿ホストクラブ協会からのオリエン

福部明浩

すいません、1日サボってしまいました。
ゴメンナサイ。。。
その代わり、来週のコラムは、とびきりの人にお願いしたので、許してください。
その人の名前は、なんと・・・・・とその前に、今日の僕のコラム。
(なんか、続きはCMのあとで!みたいですね。)

ってことで、本日のコラムを手短に。
この前、三軒茶屋のTSUTAYAで、ちょっと勉強になる雑誌を発見しました。
それは、一見JJやViViのような表紙をした、風俗専門のアルバイト情報誌です。
「ガテン」とか「とらばーゆ」とか、いわゆるフツーの就職情報誌と
一緒に平然と並べてありました。も〜ホントに普通〜に、です。スゲー時代ですよね〜。
中を開いて、さらに驚き。思わず「うまい!」と唸ってしまいました。。
なんとこの雑誌、最初の50ページが全部、ホストクラブの特集なんです。
めくるページ、めくるページ、ホストの方々の「おいで、おいで」光線の嵐。
男の僕が見ても、一度くらいなら試しに覗いてみようかと思うほど。
この雑誌は、どこで稼ぐかの前に、どこでその金を使うかを提供しているんです。
実に巧妙です。この中だけで、お金の流れを完全に作り上げている。
その上、後ろの方のページには「豊胸手術でキュート&セクシー!」なる特集まで組んでいる。
恐ろしい・・・・。若い娘の、骨の髄までしゃぶり尽くすような構成です。
さらに「カリスマ・フードルのHappyDays(第87回)」なんて、コーナーまである。
風俗嬢と呼ばれるのは、誰でも抵抗があると思いますが、カリスマ・フードルと呼ばれるなら、
別にいいかなとか思っちゃいません?(思わないか)でも、非常に見事な言いかえです。
コピーライターの仕事って、つまるところ「ものは言いよう」ってことだし、
もっと大きな視点で見れば、広告の仕事の一番の醍醐味は、
この雑誌のような「仕組み」を見つけることだと思うんですね。
もし、新宿のホストクラブ協会から「最近、お客が来なくて困ってるんだ、
何かいい施策ない?」とオリエンを受けたとき、いくら小洒落たポスターを作っても、
気の利いたCMをつくっても、先立つものがなければ、お客さんは来ません。
つまり、この雑誌のような「仕組み」が必要なんです。
こういうことを提案できる人が、きっと一流の広告屋なんだと思いますね。
まあ、もちろん、ことの善し悪しはあると思いますけど。。。

ってことで、僕のコラムは今日で終了です。
さてさて、お待たせしました!
来週のコラムニストは、なんと、博報堂フェローの鈴木聡さんです!
コピーライター業はもちろんのこと、NHKの朝の連ドラの脚本から、舞台の脚本・演出まで
幅広い分野で活動される、クリエイターの中のクリエイターです!
みなさん、聡さんのコラムがタダで読めるなんて、果報者ですよ。
間違いなく面白いお話が聞けると思います。なにより、僕が一番楽しみ。
それでは、聡さん、よろしくお願いします!!!

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