リレーコラムについて

SHOGUNからの小考察

山中康司

こんにちは。今日も、山中が担当させていただきます。

ディズニープラスの歴史ドラマ「SHOGUN」なのですが、
日本人の僕にすら理解し難い、あの時代の武士の精神性を、
よくもまあ、外国の方が引き込まれるまでに昇華させて
つくりあげたものだなあと、驚いてしまったのですが、、

考えたのは、そのことではなく。
父親になったら一度は経験してみたかった、あの空気感。

「家族といっしょにテレビを見ていたら、エッチなシーンが出てきた時、父親はどうふるまうべきか」

それについて考えさせていただきました。

ネットにはコンテンツが溢れ、
テレビはコンプライアンスが求められる世の中、半ば諦めかけていた貴重な体験。
ディズニーという名前からの変な先入観から、かなり油断していたこともあり、
これが、僕の僕らしいふるまいなのだと、改めて自分を見つめなおせた体験でした。

・わが家の家族構成(僕と、奥さまと、娘2人)
僕・・・日頃から下ネタとは無縁であり、会社の先輩からも後輩からも下ネタを振られることはほぼない。
話の流れで稀に下ネタを話したりすると、急に「どうしたんですか?」「何かあったんですか?」的な顔をされる。
(別に下ネタが嫌いなわけではない。好きでもない)
家庭でも同じで、子どもとはもちろん、夫婦間でもほぼそういう話をしない。
そんな僕と、奥さま、長女(中3)、次女(小6)。

さて、問題のシーンで、僕がとったふるまいは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

やっぱり「無言」でした。
ただ、テレビ画面からは一切目を背けることなくガン見。
「このシーンは、このドラマのストーリー展開の中で、
当時の世界観や風俗を語る上でなくてはならないシーンであり、
まして人の営みとして、何らおかしなシーンでもない。
恥ずかしいところなど何ひとつない。ほら、父を見よ。ガン見だぞ。」
と、後ろで見ている家族に背中で語りました。
誰よりもテレビの近くで、真正面に座って。

シーンが終わった後、どうってことはなかったなと、悠々と家族の方を振り返ってみると、
長女は、パーカーのフードを目深に被ってスマホを見つめ、
さも、私は見てなかったよと、父を気遣うそぶりを見せてくれています。
奥さまと次女は「お前を味わうってどういう意味?w w w w」と、
お互いを試すようにからかいあいながら、
父におかしな気をつかわせまいと笑いにしてくれています。

・・・そうだったのか。

僕がどうふるまうかなんていうことは、これっぽっちも大切ではなかったのです。
それは、子どもの成長、ひいては、家族の絆を確認することができる大切な出来事だったのです。
ああ、あの時あなたも、そう感じていたのですか?お父さん。

改めて、僕を「パパ」でいさせてくれる家族に感謝します。
世界にたくさんいるパパやママの参考に少しでもなったら幸いです。(ならないか。)

家族の話になったので、
次回は、次女と救急車を はしごした出来事について
考えてみたいと思います。

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