名刺の原稿整理
電話がかかってくるのがイヤだからと
名刺に電話番号を入れない人がいる。
アリだな、と思う。
名刺を受け取った相手に
不便を感じさせるかもしれないが、
これもひとつの判断である。
「こんな風に仕事をしていきますよ」
という意思表示というか、
アティテュードというか。
名刺の原稿について
会社が決めるのであれば会社の
自分で決めるのであれば自分の。
個人事業主の場合は当然、
自分ですべて決めるのである。
スコピーは
名刺に住所を入れていない。
日々、世界を飛び回っているから
であればかっこいいのだが、
ほぼ札幌の自宅にいる。
事務所を借りていないからである。
自宅の住所を晒したくないだけである。
鈴木拓磨という名前に
ルビもローマ字も入れていない。
誤読されにくい名前ということもあるし
(漢字はものすごく間違われやすいが)
どうせ日本語でしか仕事できないし。
という気持ちで省いてしまった。
肩書は
コピーライター
だけにした。
広告も広告以外も言葉で色々やりまっせ。
と、いうことを示すために
複数の肩書を組み合わせたり
新しい肩書を創作したりすることも
できなくはなかったけれど、
そういうのひっくるめて
「コピーライター」
でいいじゃん、ということにした。
コピーライターは
広告も広告以外も言葉で色々やりまっせ。
ってことで押し切ろうと思う。
「こんな風に仕事をしていきますよ」
という意思表示というか、
アティテュードというか。
ところで、コピーライターと名刺といえば、
コピーライターになりたい人たちが集まる場で
(おれもかつてはそういう場にいました)
よく語られる説に、
自分で勝手にでもなんでもいいから
名刺にコピーライターと入れてしまえば
その日からもうコピーライターなのだ
というのがある。
資格が必要な仕事じゃない、
というぐらいの
あれだけれども。
自分で原稿をすべて決めた
スコピーの名刺は実のところ
「自分で勝手にコピーライターを名乗る人」と
何も変わらないのではないか。
今、書きながら気づいて
ちょっと背筋がヒュッとなった。
なんちゃってコピーライターと
言われないようにがんばろうと思う。
500枚刷った名刺が
まだ300枚ほど残っているので
最低でもあと3年はこれで
事業を継続していきたい。
あ〜、マジで継続していきて〜!
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