TAKE1
面白エピソード的な自分のネタ話とか、「広告業界ってこういうことあるよね」みたいな共感系をオシャレに書いたコラムにしたかったんですけど、なんかめっちゃ仕事の話ばっかり書いてしまってます…。
先日、賞のお祝い会みたいなのをこじんまり開催したのですが、翌日いただいた御礼メールに「森田さんの真剣さに、毎秒喝を入れていただいた夜でした」と書いてくれてて(笑)
なに?お祝い会で「真剣」とか「喝」ってなにww?っと。
どうやらまじめに仕事の話ばっかりしてたようで、、、ほんまぜんぜんおもんないやつですwwwすんませんでした!
昔はもっと陽気でユーモラスな人間だったんやけどなぁ~
と思いながら‥‥
今日のコラムも結局ガチガチ真剣仕事の話です(笑)
ラジオCMを収録するとき、TAKE1をめちゃくちゃ大事にしてます。
TAKE1収録前に書き手と演者さんで綿密に打ち合わせをします。
演者さんの頭に「?」はないか、多少触りをやってもらいニュアンスがコピーライターのイメージ通りか。あたりを探ります。全員が「よし、これでいける」というとこまでブースの中で固めてから、TAKE1にのぞむようにしてます。
別に1テイクで終わりたいわけではないんですが(笑)、そこをちゃんとしとくとめっちゃ楽やし得で。
まず、プロの役者さんが「よしっ!」と一発目から決めに来てくれます。プロの本気が見れます。これがもう~最高なんです。気合いというか想いというか。ほんまたまに涙出そうなぐらい感動します。良いTAKE出て、「どやっ!」みたいな顔が見れた日はもれなくお酒がうまいです。
あとは、もしそのTAKE1が良くなくても、「TAKE1よりもこう」みたいな基準がちゃんと出来ます。道しるべになります。なんか迷いながら、こっち方向もあっち方向も、みたいなことなってくると演者さん意味分からんようなってくるんで(演出してる方も分からなくなることもあるし)。整理のためにも良いです。
みたいなことと同じくで。
企画を出すときも一発目に命をかけてます!
初回の企画出し、大好きやし大嫌いです(笑)何回やっても何年やっても緊張します。新しいメンバーのときはそりゃガチガチに緊張しますし、毎回同じメンバーでも「前回の案と比べ」みたいなプレッシャーえげつない。
心折れそうになるのが、企画者の人数が多いパターンのとき。なんか胸がというか感情がむにゃぁ~ってなりますよね。最初に案出す方がほっとするんですが、他の人の案が越えてくるとシュンとなる。でも最後だと、その前までに明らかに勝ててない案あれば、トイレ行く振りして家に帰りたくなります(笑)ほんまに言い表しにくい感情ですが、大嫌いやけど大好き、というか、大好きやけど大嫌い、というかwむにゃぁ~ってなりますよね?
あの独特の感じというか、あの感情を繰り返すことで、心がどんどん強く(分厚く?)なって来てるような気もしてます。
あと初回案出しをしっかり考えて全力&本気でいっとくと、他人の企画の良さもよく分かります。染みます。自分の企画の足りないとこにちゃんと気づける。まさに収録のTAKE1と同じで、うまくいかなくても次に向けて軌道修正がしやすい。
やっぱり一発目は大事ですね。
で、今回のコラムで何が言いたいかというと、
2014年に書かせていただいた一発目のコラムタイミングで気合い入れて個人的な話をたくさん書いたので、自分にネタがもうない。ということですねwww
一発目大事!と言いながら、一発目飛ばし過ぎるとあとでめちゃくちゃ苦労することも分かってきた、42歳でございます。
40超えたら腹八分目。一発目を大事にしつつ、ペース配分も考えて頑張ります。
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ご意見ご感想、TAKE1前の雑談たまに長すぎますよ、とかは、morita@bigface.co.jpまで。
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