「祭りの後」のコンテクスト
世界の時価総額のトップランキングが日本企業だらけだったのは昔の話。
今の日本は「祭りの後」なのかもしれませんね。(少なくとも経済的には)
それを反映してか、
「祭りの後コンテンツ」が増えているように感じます。
私なりの定義は「勝ったとしてもそれ自体には意味がないのでは?」とか「負けたとしても人生には意味があるよ!」
といったコンテクストのことです。
例えば、
1:勝ち組になったけど、実際になってみるとさほどうれしくない。
ワンパンマンなど
2:負けた奴のことをよく知ろう。実はとても頑張っていた。
麒麟がくる(大河ドラマ)など
3:底辺生活でも死ぬわけじゃないし、人生はそれなりに楽しい。
青年漫画に多い貧乏暮らし応援歌
文学ではよくある切り口で、目新しいものではないものかもしれません。
しかし、この手のものがメジャー化しているのは今の時代性ですよね。
それでは広告はどうでしょうか?
広告は商品をイキイキと見せるのが目的なので「祭りの後感」は相応しくないでしょう。
しかし、時代の空気を取り入れなければ広告がこれまで以上に嘘くさくなる懸念もあります。
そんなテーマに取り組んでいるのが「平パー」などを手掛ける河西智彦君だと思っています。
彼曰く「逆境の仕事が好き。経営者が逆境を自覚し、腹をくくれないと前に進めない。」
まさにその通りだと思います。
ということで、次回のリレーコラムは河西くんです!
大学時代から知り合いの彼が優秀なコピーライターとして活躍しているのはとてもうれしいことです!
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