がんばれ、お父さん
朝5時。
絵本の角で頬をえぐられて目が覚めました。
絵本を手にはしゃぐ息子は見るからに元気。
熱を測ってみても平熱でした。
よかった、よかった。
でも、もう少し寝ててくれてもいいんだよ。
息子につれられて居間にいくと、
「ぶ!」「ぶー!」「ぶーーー!」
ブドウちょうだいコールが始まります。
おー、ものすごい元気だね、きみ。
すっかりいつもの朝の風景です。
そうこうしていると、
「ごめんごめん」と夫が起きてきます。
昨日も遅くまで仕事してたっぽいのに、
早朝から子どもと遊んでくれるのです。
まあ、そうしないと私の機嫌が目に見えて
悪くなるからではあるのですが。
それにしても、えらいです、お父さん。
本当に近頃のお父さんは大変ですよね。
イクメンであることは当然。
当然すぎて、むしろ今どきイクメンってどうなのよ、
という空気感すらあるようです。
育児とは父と母、ふたりでやるもの。
「イクメン」と意識している時点で、
父親の育児をまだ特別視しているのでは?
ということらしいです。
わかるわかる。
けど、うーん。
どうなんだろう。
母親の時短勤務はよくあることですが、
父親は時短勤務はあまり聞かないです。
子どもの体調が悪くて仕事を休まざるを得ない母親はいますが、
父親が同じ理由で休んだ場合、母親のときには感じない
ちょっとした違和感がありませんかね。
いまや、家庭の中では父親が育児することは当然です。
そういう意味では確かにもうイクメンは存在しないのかもしれない。
しかし、社会において「当然のように育児する父親」が
特別でなくなるのには、まだ少し時間がかかるように思うのです。
その結果、お父さんは、
めちゃくちゃ働きつつ、めちゃくちゃ育児もする。
なんなら家事もめちゃくちゃする。
そうしないと妻の機嫌が悪くなるから。
という事態になっているような、いないような。
(妻の機嫌もが悪くなるからってのは、うちだけのことかもですが)
いやあ、お父さんって大変です。
ほんと、えらいです、お父さん。
わかってるんだったら、もっと夫にやさしくすればいいのに。
なんでできないんでしょうね。まったくもう。
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